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Merck

培地ろ過

マイコプラズマと細菌の入った細胞培養培地

アップストリームのバイオバーデン管理では、微生物が細胞培養プロセスに入り込まないようにすることに重点的に取り組んでいます。無菌ろ過は、バイオリアクターとアップストリームプロセスのコンタミネーションを予防するために日常的に実施されています。

細胞培養培地ろ過に最適なフィルターの選択

各ステップで滅菌保証と高性能を実現する複数の培地ろ過オプションがあります。必要なバイオバーデン管理レベルを特定するリスク解析、細胞培養培地の処理効率(スループット)、および使用可能なフィルター形状に従ってフィルターを選択できます。フィルター選択を完了する前に、ご使用の細胞培養プロセスでの許容性能を確定する必要があります。 

Millipore Express®SHR (滅菌、高保持率)フィルターには、0.1 µmのポリエーテルスルホン(PES)膜1層が用いられています。高流量膜を保護し、早期の目詰まりを予防するオプションの0.5 µm PES膜が一体化された形でご利用いただくこともできます。このフィルターは通常、7.0 log以上のマイコプラズマ除去と滅菌グレードの性能を発揮します。

Millipore Express®SH(滅菌、高容量)フィルターには、PES膜2層(0.5/0.2 µm)が用いられており、高いスループットと目詰まりしやすい流体に対する処理能力を発揮します。このフィルターは通常、滅菌グレードの性能を発揮します。

Durapore® 0.1 µmおよび0.22 µmフィルターには、フッ化ポリビニリデン(PVDF)膜が用いられており、高流量と高処理量を実現します。このフィルターは通常、滅菌グレードの性能を発揮します。



関連製品資料


細胞培養培地処理用に最適なフィルター形状の選択

メルクのフィルターは、小規模な開発用ツールからパイロットスケールそして製造スケールまで全スケールに対応しています。ほとんどはシングルユースのカプセルフィルターやステンレススチール製ハウジングで使用するカートリッジフィルターの形でご提供しています。一部のフィルターは、標準的な面積のフィルターと比べて膜面積が2倍の高ろ過面積フォーマットで提供していますが、フィルター設置面積は同じです。すべてのフィルターで複数の接続オプションをご利用いただけるため、お客様のプロセスニーズに対して適応します。

品質規格とドキュメント

メルクのフィルターは、適合性確認、リスクアセスメント、プロセス最適化など開発と製造のさまざまな段階をサポートするために3種類のDossierを提供するEmprove®プログラムによりサポートされています。これらのDossierには、各製品の包括的な検査データ、品質ステートメント、および法規制情報がすぐに使用できるフォーマットにまとめられています。





ハイライト

mAb製造の重要な側面であるウイルス安全性保証は、確立された「Prevent, Remove, Detect」の原則に基づいています。お客様自身のアップストリームとダウンストリームの製造にどのように役立つかをご覧ください。

ウイルス安全性

mAb製造の重要なウイルス安全性保証は、確立された「Prevent, Remove, Detect」の原則に基づいています。お客様自身のアップストリームとダウンストリームの製造にどのように合わせられるのかをご覧ください。

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