F3771

フモニシンB₂ Fusarium moniliforme由来

sphingosine N-acyltransferase inhibitor

• 別名: FB₂, Fumonisin B₂
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₄H₅₉NO₁₄
• CAS番号: 116355-84-1
• 分子量: 705.83
• MDL番号: MFCD00133350
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24894857
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: Fusarium sp. (Fusarium moniliforme)
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥96% (TLC)
• フォーム: powder
• 溶解性: methanol: 10 mg/mL, clear, colorless to faintly yellow
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CCCCC(C)C(OC(=O)CC(CC(O)=O)C(O)=O)C(CC(C)CCCCCCC(O)CC(O)C(C)N)OC(=O)CC(CC(O)=O)C(O)=O
• InChI: 1S/C34H59NO14/c1-5-6-12-21(3)32(49-31(43)18-24(34(46)47)16-29(40)41)27(48-30(42)17-23(33(44)45)15-28(38)39)14-20(2)11-9-7-8-10-13-25(36)19-26(37)22(4)35/h20-27,32,36-37H,5-19,35H2,1-4H3,(H,38,39)(H,40,41)(H,44,45)(H,46,47)
• InChI Key: UXDPXZQHTDAXOZ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

フモニシンB₂（FB₂）は、トリカルバリル酸と多価アルコールのジエステルです。フモニシンB₂（FB₂）は、C5またはC10の位置に1つ以上のヒドロキシル基がありません。

本来はトウモロコシ上で増殖するフサリウム属から分離されたマイコトキシンです。胎児の神経管欠損と頭蓋顔面奇形を生じさせます。ブドウ上で自然増殖する多くのクロコウジカビ株は、フモニシンB₂を生成することができるため、現在はヒトによるブドウ、レーズン、ワインの摂取に関して懸念されています。

アプリケーション

以下の目的でFusarium moniliformeのフモニシンB₂（FB₂）が使用されています：

• トウモロコシベースの食品中の高速液体クロマトグラフィー（HPLC）によるFB₂検出の標準品として
• 高速液体クロマトグラフィーによるトウモロコシおよびトウモロコシベースの製品中のフモニシンB1およびB2の測定において標準品として使用
• HPLCによるマイコトキシンの測定における標準として

生物化学的／生理学的作用

スフィンゴシン N-アセチルトランスフェラ-ゼインヒビタ-。スフィンゴシンからのセラミドの生成を阻害します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H351
• 注意書き: P201 - P202 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Carc. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges