P1639

パツリン

≥98.0% (HPLC)

• 別名: 4-ヒドロキシ-4H-フロ[3,2-c]ピラン-2(6H)-オン
• 実験式（ヒル表記法）: C₇H₆O₄
• CAS番号: 149-29-1
• 分子量: 154.12
• Beilstein: 149675
• EC Number: 205-735-2
• MDL番号: MFCD00005858
• UNSPSCコード: 51102829
• PubChem Substance ID: 24898227
• NACRES: NA.85

特性

• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98.0% (HPLC)
• フォーム: powder
• 溶解性: water: 9-11 mg/mL
• 抗生物質活性スペクトル: fungi
• 作用機序: cell membrane | interferes
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: OC1OCC=C2OC(=O)C=C12
• InChI: 1S/C7H6O4/c8-6-3-4-5(11-6)1-2-10-7(4)9/h1,3,7,9H,2H2
• InChI Key: ZRWPUFFVAOMMNM-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

パツリンは、Aspergillus、Penicilliumなどのさまざまなカビが産生するマイコトキシンです。リンゴでよく見られます。カリウム取り込みを阻害するため、またNa⁺-K⁺依存性ATPアーゼが関与すると思われる細胞膜通過イオン流を誘発するため、さらに分子内および分子間タンパク質架橋を誘発するために使用されます。

アプリケーション

パツリンは、次の用途で使用されています。

• 瓶詰めワインのパツリン汚染を調べるため
• Escherichia coliにおけるパツリンのDNA損傷活性を分析するため
• Aspergillus clavatusにおいてパツリンの生合成に関与する2通りのCYP619チトクロームP450の分子クローニングおよび機能的特徴付けに

生物化学的／生理学的作用

抗細菌活性およびカリウム取り込み阻害活性を有し、おそらく発癌活性を有するマイコトキシン。カリウム取り込みを阻害するため、またNa⁺-K⁺依存性ATPアーゼが関与すると思われる細胞膜通過イオン流を誘発するため、さらに分子内および分子間タンパク質架橋を誘発するために使用されます。

その他情報

容器を密閉し、乾燥した換気の良い場所で保管してください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300,H315
• 注意書き: P264 - P270 - P280 - P301 + P310 - P302 + P352 - P332 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Oral - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves