D3385

3′-デホスホコエンザイムA

≥90% (HPLC)

• 別名: 3′-デスホスホコエンザイムA, dpCoA
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₁H₃₅N₇O₁₃P₂S
• CAS番号: 3633-59-8
• 分子量: 687.55
• MDL番号: MFCD00057010
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 24893748
• NACRES: NA.51

特性

• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• 形状: powder
• 不純物: ≤1% CoA
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC(C)(COP(O)(=O)OP(O)(=O)OCC1OC(C(O)C1O)n2cnc3c(N)ncnc23)C(O)C(=O)NCCC(=O)NCCS
• InChI: 1S/C21H35N7O13P2S/c1-21(2,16(32)19(33)24-4-3-12(29)23-5-6-44)8-39-43(36,37)41-42(34,35)38-7-11-14(30)15(31)20(40-11)28-10-27-13-17(22)25-9-26-18(13)28/h9-11,14-16,20,30-32,44H,3-8H2,1-2H3,(H,23,29)(H,24,33)(H,34,35)(H,36,37)(H2,22,25,26)
• InChI Key: KDTSHFARGAKYJN-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

3′-デホスホコエンザイムAは、転写を開始させる基質として使用されてきました。

デホスホコエンザイムAはコエンザイムAの直接前駆体です。ATPのγ-リン酸基をデホスホコエンザイムAに移動させる二機能性CoAシンターゼ（CoASy、4′-ホスホパンテテインアデニリルトランスフェラーゼ/デホスホCoAキナーゼ）によるコエンザイムAの合成に使用されます。

生物化学的／生理学的作用

3′-デホスホコエンザイムA（DepCoA）（別名：デホスホCoA（dpCoA））は、ホスホパンテテインアデニリルトランスフェラーゼという酵素により4-ホスホパンテテインから合成されます。コエンザイムA生合成経路における中間体です。デホスホCoAキナーゼ（CoaE）存在下で、デホスホコエンザイムAはコエンザイムAに変換されます。 3′-デホスホコエンザイムは、プリンと同じようなアデノシン二リン酸構造を持ち、非標準ヌクレオチドであり、転写開始イニシエーターです。 RNA合成を開始させるためにin vitro転写の研究で日常的に使用されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)