D193

DL-α-ジフルオロメチルオルニチン 塩酸塩 水和物

≥97% (NMR), solid, polyamine biosynthesis inhibitor

• 別名: 2-(ジフルオロメチル) オルニチン 塩酸塩 水和物, DFMO 塩酸塩 水和物, エフロルニチン 塩酸塩 水和物
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₂F₂N₂O₂ · xHCl · yH₂O
• CAS番号: 70052-12-9
• 分子量: 182.17 (anhydrous free base basis)
• MDL番号: MFCD00242734
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24278809
• NACRES: NA.77

特性

• product name: DL-α-ジフルオロメチルオルニチン 塩酸塩 水和物, solid, ≥97% (NMR)
• アッセイ: ≥97% (NMR)
• 形状: solid
• 色: white
• 溶解性: DMSO: >10 mg/mL; H₂O: >10 mg/mL
• SMILES記法: O.Cl.NCCCC(N)(C(F)F)C(O)=O
• InChI: 1S/C6H12F2N2O2.ClH.H2O/c7-4(8)6(10,5(11)12)2-1-3-9;;/h4H,1-3,9-10H2,(H,11,12);1H;1H2
• InChI Key: FJPAMFNRCFEGSD-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... ODC1(4953)

詳細

詳細

ジフルオロメチルオルニチンはフッ素化オルニチンアナログで、ポリアミン生合成の律速酵素として作用します。女性の顔面多毛症およびヒトアフリカトリパノソーマ症の治療に使用されます。ジフルオロメチルオルニチンは、神経芽細胞腫および大腸癌に対する化学保護剤および化学治療剤として機能します。哺乳類の細胞および組織に対し細胞増殖抑制作用を及ぼします。

アプリケーション

DL-α-ジフルオロメチルオルニチン塩酸塩水和物は、細胞増殖に対するアルギニンの作用を抑えるために使用されています。また、ヒツジ栄養外胚葉（oTr1）株化細胞の移動に対するビスフェノールA（BPA）の作用の研究にも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ジフルオロメチルオルニチン(エフロールニチン)はオルニチンデカルボキシラーゼ(ODC)を選択的かつ不可逆的に阻害してポリアミンの生合成を阻害します。血管新生を阻害する化学的予防薬です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)