C6880

D-シクロセリン

• 別名: (R)-4-アミノ-3-イソオキサゾリドン, 4-アミノ-3-イソオキサゾリジノン
• 実験式（ヒル表記法）: C₃H₆N₂O₂
• CAS番号: 68-41-7
• 分子量: 102.09
• Beilstein: 80798
• EC Number: 200-688-4
• MDL番号: MFCD00005353
• UNSPSCコード: 12352209
• PubChem Substance ID: 24892907
• NACRES: NA.32

特性

• 形状: powder
• 品質水準: 200
• mp: 147 °C (dec.) (lit.)
• 抗生物質活性スペクトル: Gram-negative bacteria; mycobacteria
• 作用機序: cell wall synthesis | interferes
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: N[C@@H]1CONC1=O
• InChI: 1S/C3H6N2O2/c4-2-1-7-5-3(2)6/h2H,1,4H2,(H,5,6)/t2-/m1/s1
• InChI Key: DYDCUQKUCUHJBH-UWTATZPHSA-N
• 遺伝子情報: human ... GRIN1(2902) , GRIN2A(2903) , GRIN2B(2904) , GRIN2C(2905) , GRIN2D(2906) , GRIN3A(116443) , GRIN3B(116444) , GRINA(2907) ; mouse ... GRIN1(14810) , GRIN2A(14811) , GRIN2B(14812) , GRIN2C(14813) , GRIN2D(14814) , GRIN3A(242443) , GRIN3B(170483) , GRINA(66168) ; rat ... GRIN1(24408) , GRIN2A(24409) , GRIN2B(24410) , GRIN2C(24411) , GRIN2D(24412) , GRIN3A(191573) , GRIN3B(170796) , GRINA(266668)

詳細

詳細

化学構造：アミノ酸誘導体

アプリケーション

D-サイクロセリン（DCS）は、下記の用途で使用されています：

• DCSがプレーリーハタネズミのパートナーの選択に及ぼす影響の研究
• DCSがラットの身づくろい行動に及ぼす影響の研究
• 48の多剤耐性結核（MDR-TB）分離株に対する微量液体希釈法による最小発育阻止濃度（MIC）の特定
• 行動試験を用いたDCSが自閉症マウスモデルに及ぼす影響の研究

生物化学的／生理学的作用

D-サイクロセリン（DCS）は、当初は抗結核薬として知られていました。DCSは、N-メチル-D-アスパラギン酸（NMDA）型グルタミン酸受容体の部分作動薬として作用します。DCSは、NMDA受容体のグリシン結合部位に結合し、NMDAチャネルの開口を可能にします。DCSは、さまざまな形式の学習および記憶を改善させることができるため、社会的記憶および認知の改善に有効である可能性があります。DCSは、恐怖症、社会不安障害、強迫性障害および心的外傷後ストレス障害などの精神障害の治療薬として使用できる可能性があります。

作用機序：細胞壁生合成を阻害（D-アラニン ペプチド結合形成）。また、D-アラニンからL-アラニンへの変換を妨げます。静菌性。
NMDAグルタミン酸作動性受容体のグリシン修飾部位の半アゴニスト；グラム陽性細菌に対する抗生物質。
抵抗性機序：D-アラニン輸送の妨害

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)