A9539

アガロース

BioReagent, for molecular biology, low EEO

• 別名: 3,6-Anhydro-α-L-galacto-β-D-galactan, Agarose LE
• CAS番号: 9012-36-6
• EC Number: 232-731-8
• MDL番号: MFCD00081294
• UNSPSCコード: 41105317
• PubChem Substance ID: 24891469
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: algae (marine)
• 品質水準: 200
• グレード: for molecular biology
• 製品種目: BioReagent
• 形状: powder
• テクニック: electrophoresis: suitable
• 不純物: ≤10% moisture content
• EEO: 0.09-0.13
• 転移温度: gel point 36 °C ±1.5 °C (1.5% gel)
• ゲル強度: ≥1200 g/cm² (1% gel)
• 微量陰イオン: sulfate (SO₄^2-): ≤0.15%
• 適合性: suitable for electrophoresis; suitable for molecular biology
• その他の活性: DNase, RNase, none detected
• InChI: 1S/C24H38O19/c25-1-5-9(27)11(29)12(30)22(38-5)41-17-8-4-36-20(17)15(33)24(40-8)43-18-10(28)6(2-26)39-23(14(18)32)42-16-7-3-35-19(16)13(31)21(34)37-7/h5-34H,1-4H2/t5-,6-,7+,8+,9+,10+,11+,12-,13+,14-,15+,16-,17-,18+,19+,20+,21-,22+,23+,24+/m1/s1
• InChI Key: MJQHZNBUODTQTK-WKGBVCLCSA-N

詳細

詳細

アガロースは、海藻属のGelidiumやGracilariaから単離される天然の多糖です。構造的には、D-ガラクトース単位と3,6-アンヒドロ-L-ガラクトース単位が交互になった線状ポリマーです。

アプリケーション

アガロースは以下の用途で使用されています：

• DNAの完全性を分析するゲル電気泳動のため
• ハイドロコロイドゲルを調製し、炭水化物の放出に対するゲルの構造的影響を研究するため
• RNAの完全性を分析するゲル電気泳動のため
• アガロースは、オクタロニーや放射状免疫拡散法（RID）などのタンパク質用途に適しています

生物化学的／生理学的作用

アガロースはゲル化剤として使用されており、分子生物学の研究において、ゲル電気泳動やブロッティング法（ノーザン法またはサザン法）による核酸の分離・分析に広く用いられています。ゲル化時、アガロースポリマーは非共有結合により結合して、束のネットワークとなり、その細孔サイズがゲルの分子ふるいの特性を決定します。@′@アガロースの種類と濃度は、ゲル中のDNA分子の移動速度に影響を及ぼす。一方で、アガロースには、生物学的試験への応用において期待される魅力的な特徴もあります。アガロースは、細胞外マトリックスに類似することが知られており、組織工学的用途のための優れた生体材料として利用できます。アガロースは水の取り込み能が高いため、細胞カプセル化に適しています。アガロースでは、酸素および栄養素の制御された透過が可能であるため、細胞の生育、分化および増殖に有用です。アガロースは、制御された／局所的な薬物送達、および神経発生、血管新生、精子形成、軟骨形成、骨再生、創傷治癒、人工膵臓などの再生医療に用いられています。

特徴および利点

• 生体適合性
• アガロースゲルの細孔サイズは、低濃度ではポリアクリルアミドゲルよりも大きい
• ポリアクリルアミドとは異なり、ゲルの稠度はより硬い（しかし、弾性も低い）
• 臭化エチジウムおよびSYBR Greenによるバックグラウンド染色性が低い

アナリシスノート

以下は、アガロースに関する特性のリストです：
硫酸塩含量 - 硫酸塩は存在する主要なイオン基であるため、純度の指標として使用されます。
ゲル強度 - ゲルを破壊するためにゲルに加えなければならない力。
ゲル化点 - アガロース水溶液が冷えてゲルが生成する温度。アガロース溶液は、液体からゲルへの転移時にヒステリシスを示します。すなわち、それらのゲル化点は融解温度と同じではありません。
電気浸透（EEO）- ゲルの中を通り抜ける液体の動き。アガロースゲルのアニオン基はマトリックスに固定されて動けませんが、解離できるカウンターカチオンはマトリックスのカソードに向かって移動するため、EEOが起こります。通常、生体高分子の電気泳動の動きはアノードに向かうため、EEOは内部対流のために分離を乱す場合があります。

その他情報

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安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)