コンテンツへスキップ
Merck

T1503

Sigma-Aldrich

トリズマ® 塩基

≥99.9% (titration), crystalline, primary standard, aminopeptidase substrate

別名:

2-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)-1,3-プロパンジオール, THAM, トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン, トリス塩基, トロメタモール

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

化学式:
NH2C(CH2OH)3
CAS番号:
分子量:
121.14
Beilstein:
741883
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352104
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.25

product name

トリズマ® 塩基, Primary Standard and Buffer, ≥99.9% (titration), crystalline

品質水準

詳細

aminopeptidase substrate

アッセイ

≥99.9% (titration)

形状

crystalline

保管条件

dry at room temperature

テクニック

ELISA: suitable
protein extraction: suitable

white

pH

10.5-12

有効pH範囲

7-9

pKa (25 °C)

8.1

bp

219-220 °C/10 mmHg (lit.)

mp

167-172 °C (lit.)

溶解性

methanol: soluble 26 mg/mL at 25 °C
ethylene glycol: soluble 79.1 mg/mL at 25 °C
water: soluble (678 g/l at 20 °C)

吸収

≤0.05 at 290 nm at 40%

適合性

suitable for Western blot
suitable for electrophoresis

アプリケーション

cell analysis
diagnostic assay manufacturing
life science and biopharma

SMILES記法

NC(CO)(CO)CO

InChI

1S/C4H11NO3/c5-4(1-6,2-7)3-8/h6-8H,1-3,5H2

InChI Key

LENZDBCJOHFCAS-UHFFFAOYSA-N

類似した製品をお探しですか? 訪問 製品比較ガイド

詳細

トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンは、トロメタモール、トリス塩基、またはトリズマ®塩基として一般的に知られ、さまざまな研究用途で生理的緩衝液としての極めて重要な役割を担っています。その最適なpKaは8.1であるため、トリス-酢酸塩-EDTA(TAE)およびトリス-ホウ酸塩-EDTA(TBE)などのバッファーの処方に推奨される選択肢であり、幅広い生体に適用される生理的範囲(pH 7~9)にpHを確実に維持します。トリスは多用途ですが、特定の酵素の活性に干渉するおそれがあるため、タンパク質の研究においては注意が必要です。

トリス塩基は、標準的塩基として、単剤でバッファーとして、および特にトリス-EDTA(TE)バッファー、TAEバッファー、TBEバッファーなどの混合バッファー製剤の重要な成分として使用されています。高純度で、基本的に安定であり、比較的非吸湿性であるといった性質を有するため、研究室環境における信頼性の高い選択肢となっています。これらの環境では、トリス塩基は生体液と適合性のあるバッファーの調製に不可欠であり、標準pH溶液としての役割を果たします。また、乳酸脱水素酵素アッセイ、in situハイブリダイゼーション、および細胞からのタンパク質抽出などの種々の実験手順を容易にします。トリス塩基の多用途性は、細胞生物学、生化学、およびタンパク質の研究にまで及び、細胞膜浸透性およびバッファー調製が関与する研究に大きく貢献しています。

アプリケーション

Trizma®塩基は以下の用途に使用されています:
  • Hバッファー(細胞分散バッファー)の成分
  • ダブルサンドイッチELISA免疫酵素法におけるウェルの洗浄および飽和
  • 抽出および乾燥したタンパク質サンプルの再構成のためのアッセイバッファー
  • タンパク質の安定化に使用されるTris-HClバッファーの調製
  • 塊茎からのカロテノイド抽出用バッファー
  • ウエスタンブロッティング前のタンパク質抽出時のサンプルバッファーの成分
  • ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)のためのサンプルバッファーの成分
  • リン酸カルシウム(CaP)吸収活性評価のための擬似体液(SBF)を調製する
  • ステンレス鋼(SS)基盤に対するポリドーパミン(PDA)被覆のためのバッファー

特徴および利点

  • 8.1のpKa(25°C)により7~9のpH範囲を有効に緩衝する
  • 重金属汚染物質のレベルが低いことが試験により確認済みで、さまざまな用途への適合性が保証されている
  • 細胞生物学および生化学に関する研究に使用可能

その他情報

すべてのバッファーの pH は、温度や濃度に依存します。トリスバッファーのpHは、温度が 1°C下がるごとに0.03 上昇し、10 倍希釈によって約 0.03 ~ 0.05 減少します。
厳密なアプリケーションでは、適切に校正した、ガラス/甘汞電極の pH メーターを使用してください。
メルクのさまざまな生化学物質製品に関する詳細な情報をお求めの場合は、このフォームに入力してください。

法的情報

Trizma is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

飛沫防止のために手袋をお薦めしています。

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

T1503-48X5KG:
T1503-25KG:
T1503-25KG-DP:
T1503-25G:
T1503-BULK:
2550047:
T1503-500G:
T1503-36.5KG:
T1503-162X1KG:
T1503-DK:
T1503-BULK-PC:
T1503-50KG:
T1503PROC:
T1503-100G:
T1503-10KG:
T1503-RSAMPLE:
T1503-H:
T1503-250G:
T1503-VAR:
T1503-5KG:
T1503-1KG:
T1503-384X500G:
T1503-CH:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

この製品を見ている人はこちらもチェック

Expression of cytoskeleton and energetic metabolism-related proteins at human abdominal aortic aneurysm sites.
Modrego J, et al.
Journal of Vascular Surgery, 55(4), 1124-1133 (2012)
Osteoprotective action of low-salt diet requires myeloid cell?derived NFAT5
Schroder A, et al.
JCI insight, 4(23) (2019)
Variation of anthocyanin and carotenoid contents and associated antioxidant values in potato breeding lines.
Brown CR et al
J. Am. Soc. Hort. Sci., 130(2), 174-180 (2005)
Rune Ehrenreich Kuhre et al.
Peptides, 55, 52-57 (2014-02-04)
XXX: Measurements of plasma concentrations of the incretin hormone GLP-1 are complex because of extensive molecular heterogeneity. This is partly due to a varying and incompletely known degree of C-terminal amidation. Given that virtually all GLP-1 assays rely on a
F Foudrinier et al.
Journal of clinical microbiology, 41(4), 1681-1686 (2003-04-12)
The clinical value of immunoenzymatic (enzyme-linked immunosorbent assay) detection of anti-Toxoplasma immunoglobulin E (IgE) was assessed by studying 2,036 sera from 792 subjects, comprising seronegative controls and subjects with acute, active, reactivated, or congenital toxoplasmosis. Included were nonimmunized adults; pregnant

資料

AEM3-944 | UAT | Prefill feature for related product categories not working

プロトコル

Enzymatic Assay of Carboxypeptidase

Enzymatic Assay of Achromopeptidase

Enzymatic Assay of Carboxypeptidase

Enzymatic Assay and ATP Sensitivity Test of Luciferase

すべて表示

関連コンテンツ

Enzymatic Assay of Endoproteinase Glu-C (EC 3.4.21.19)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)