コンテンツへスキップ
Merck

A3782

Sigma-Aldrich

アルブミン ヒト血清由来

lyophilized powder, Fatty acid free, Globulin free, ≥99% (agarose gel electrophoresis)

別名:

HSA

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

CAS番号:
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352202
eCl@ss:
42010201
NACRES:
NA.25

由来生物

human

アッセイ

≥99% (agarose gel electrophoresis)

形状

lyophilized powder

分子量

monomer calculated mol wt 66478 Da

テクニック

ELISA: suitable
tissue culture: suitable
western blot: suitable

不純物

HIV I and HIVII, HCV and HBsAg, tested negative
≤0.1% Fatty acids

溶解性

H2O: soluble 50 mg/mL

UniProtアクセッション番号

保管温度

2-8°C

InChI

1S/C3F8/c4-1(5,2(6,7)8)3(9,10)11

InChI Key

QYSGYZVSCZSLHT-UHFFFAOYSA-N

遺伝子情報

human ... ALB(213)

類似した製品をお探しですか? 訪問 製品比較ガイド

詳細

アルブミンは、ヒトにおいて最も豊富に存在する血漿タンパク質です。アルブミンの代謝回転は、鉄欠乏性貧血を呈する乳児にみられます。血清アルブミンは、肝臓疾患の信頼できる予後指標です。アルブミンの酸化的障害は、肝臓疾患を進行させます。

アルブミンは、イムノアッセイや免疫検出手法におけるブロッキング剤として、また、抗体の希釈に対するキャリアタンパク質として幅広く使用されています。したがって、ヒト血清アルブミン(HSA)において存在する可能性のあるグロブリン/IgGの内因性の微量含量を把握することが重要です。なぜならば、そのような微量のグロブリン/IgGは、免疫検出検査において二次抗体に対する抗原として作用すると考えられるからです。本製品は、グロブリン含量が低い/本質的にグロブリンフリーの状態であることが検査済みです。
アルブミンは、肝臓で産生され、血液の血漿中に最も豊富に存在するタンパク質です。

アルブミンは脂肪酸(FA)のキャリアとして知られています。細胞株によって特定の脂肪酸に対する感受性が異なる可能性があるため、細胞培養の際には特定のFAをコントロールすることが重要です。したがって、脂肪酸フリーのヒト血清アルブミン(HSA)は、特定の脂肪酸含量を厳密にコントロールしなければならない細胞培養実験にとって有用です。なぜなら、研究者が培養したい細胞株に特異的な脂肪酸を使用できるからです。さらに、脂肪酸フリーのアルブミンを使用することにより、特定の脂肪酸を細胞培養に用いることに対して最適かつ最大の結合部位を活用できます。さらに、FAフリーのHSAを使用することにより、非FAフリーのHSAでは内因性FAとなるのではないかという懸念が払拭されます。

アプリケーション

アルブミンは、ペニシリン耐性Streptococcus pneumoniaに対するセフジトレンのin vitro殺菌活性における影響が試験されました。 臨床において、外傷、火傷、外科手術によるショックや失血などの重篤で命にかかわる状態で使用されています。また、ヒト血清アルブミンのアンフォールディングにおける、非酵素的糖化の影響を調べるためにも使用されました。
ヒト血清由来アルブミンは、グルコース溶液中での糖化ヒト血清アルブミン(gHSA)の調製に使用されています。さらに、表面ナノトポグラフィおよび化学組成が血液適合性に及ぼす影響を推定するための研究にも使用されています。

生物化学的/生理学的作用

血清アルブミンはステロイド、脂肪酸、甲状腺ホルモンの担体タンパク質として機能し、血液のコロイド浸透圧の調節にも不可欠です。またアルブミンは、薬物(イブプロフェン、ワルファリンなど)を始めとした外因性物質に結合し、薬物動態に強く影響を及ぼします。アルブミンの酸化還元状態の変化につながる酸化ストレスは、その生理機能に様々な影響を及ぼします。

特徴および利点

  • 脂肪酸フリー/低い脂肪酸含量
  • グロブリンフリー/低いグロブリン含量

その他情報

より詳細な情報につきましては、human serum albuminをご覧ください。

免責事項

研究用途に限ります。本製品は、輸出入活動を含めて、科学的な目的で使用することを意図した場合、フランスにおいて規制されます(フランス公衆衛生法Article L 1211-1 paragraph 2)。購入者(すなわちエンドユーザー)は、公衆衛生法Article L1245-5-1 IIの記載に従い、フランス研究省から輸入許可を得る必要があります。本製品を注文することにより、適切な輸入許可を取得していることを確認することになります。

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

A3782-VAR:
A3782-100MG:
A3782-500MG:
A3782-BULK:
A3782-10G:
A3782-5G:
A3782-1G:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

Claudio Dalvit et al.
Magnetic resonance in chemistry : MRC, 55(2), 106-114 (2016-08-16)
Ligand-based
Fibrillation and Polymorphism of Human Serum Albumin
Bio-nanoimaging, 77(2), 345-362 (2014)
Competitive adsorption of fibrinogen and albumin and blood platelet adhesion on surfaces modified with nanoparticles and/or PEO
Nonckreman C J, et al.
Colloids and Surfaces. B, Biointerfaces, 77(2), 139-149 (2010)
Isabel Correia et al.
Chemistry, an Asian journal, 12(16), 2062-2084 (2017-06-27)
[VO(acac)
Deanna L Mendez et al.
Archives of biochemistry and biophysics, 444(2), 92-99 (2005-11-29)
We monitored the unfolding of human serum albumin (HSA) and glycated human serum albumin (gHSA) subjected to guanidine hydrochloride (GndHCl) by using fluorescence and circular dichroism (CD) spectroscopy. A two-state model with sloping baselines best described the Trp-214 fluorescence unfolding

資料

This page segues to comprehensive insights on how serum albumin and other important cell culture components affect the performance of serum-free cell culture systems used for biomanufacturing heterologous proteins including monoclonal antibodies. The page introduces the in vitro chemistry and biochemistry of albumin. These insights may also be applied to ex vivo and tissue engineering applications.

his page segues to comprehensive insights on how serum albumin, and other important cell culture components affect the performance of serum-free cell culture systems used for biomanufacturing heterologous proteins including monoclonal antibodies. The page introduces the in vitro chemistry and biochemistry of albumin. These insights may also be applied to ex vivo and tissue engineering applications.

Lipid Induced Insulin Resistance

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)