- なぜZooMAb® 抗体と呼ぶのですか?
- どのようにしてZooMAb® 抗体の動物種がわかりますか?
- どのぐらいの動物種の抗体を販売していますか?また、販売予定は?
- ZooMAb® 抗体は滅菌していますか?
- ZooMAb® 抗体は他メーカーの抗体と一緒に使用可能ですか?組み合わせることも可能ですか?
- ZooMAb® 抗体を検出するためにどんな抗ウサギ二次抗体でも使用できますか?
- ZooMAb® 抗体は凍結乾燥と聞いていますが、ペレットは「ゼリー」や「レジン」のように見えますが、問題ありませんか?
- ZooMAb® 抗体が室温でパウチに入った状態で届きましたが、データシートに4℃もしくは-20℃で保管するように記載されていますが、正しいですか?
- キャップは密閉で防水ですか?
- ジッパー付きのパウチで納品されたZooMAb® 抗体とそうでないものがありますが、問題ないですか?
- なぜ注文したZooMAb® 抗体が異なるロット番号なのでしょうか?同一のロット番号の抗体を入手できますか?
- チューブ上のQRコードの目的は何ですか?
- 抗体を損傷/変性させずにペレットを溶解するには、どのぐらい待ち、どの程度混ぜ合わせればよいですか?
- ZooMAb® 抗体を推奨量の10倍に希釈するとどうなりますか?BSAなどの防腐剤を加えなくとも、このような低い濃度で安定性は保たれますか?
- 溶解後、どの程度ZooMAb® 抗体は安定ですか?
- PBSやMOPS、TEなどのバッファーでZooMAb® 抗体を溶解すると問題ありますか?
- 抗菌剤もしくはBSAを ZooMAb® 抗体に加えた場合、結果に影響を与えますか?
- ZooMAb® 抗体を標識する場合、どのぐらい基質が必要ですか?
- どのZooMAb® 抗体も抗体量は同じですか?
- ZooMAb® 抗体のFcドメインの配列は何ですか?
- ZooMAb® 抗体の結合部位の配列は何ですか?
- ZooMAb® 抗体作製の抗原、免疫原の配列は何ですか?
- 他メーカーのリコンビナント・ウサギ・モノクローナル抗体とZooMAb® 抗体の違いは何ですか?
- なぜZooMAb® 抗体と呼ぶのですか?
ZooMAb® 技術は、そのプラットフォーム、技術、機能群から独占的な技術と言えます。これらの抗体を生産する技術は、メルク独自のものであり、モノクローナル抗体を作製するために種特異的な不死化細胞株を利用する従来のハイブリドーマ融合およびその選抜技術とは完全に異なります。
ZooMAb® 技術は、動物種の制限がないため、実質的に「動物学(zoological)」の範囲でB細胞のモノクローナル抗体を作製する可能性を持っています。
- どのようにしてZooMAb® 抗体の動物種がわかりますか?
どのZooMAb® 抗体もラベルに動物種の情報が記載されています。いますぐ注文
- どのぐらいの動物種の抗体を販売していますか?また、販売予定は?
はじめはウサギ・リコンビナント・モノクローナル抗体用にZooMAb® の技術を提供しますが、その後、徐々に他の動物種の抗体も発売する予定です。加えて、お客様の興味のある動物種やターゲット(もしくは現在のZooMAb® ウサギ・モノクローナル抗体の製品群)のご希望もお伺いします。 ZooMAb® 抗体のページ をご覧いただき、「Share Your Experience」のリンクから、お客様のコメントやご質問を送信してください。
- ZooMAb® 抗体は滅菌していますか?
いいえ、滅菌していませんが、懸念やリスクを最小限に抑えるために高度に管理された低バイオバーデンの開発および製造工程で生産されています。もし、「溶解した」ZooMAb® 抗体を使用前に長期間(1か月以上)保存する予定がある場合は、指示通りに溶解後、冷蔵してください。さらに長期保存したい場合は、溶解液に殺生物剤を添加することを検討、もしくは分注後、凍結保存してください。
ZooMAb® 抗体は、殺生物剤の使用を最小限にするために25 µLに分注済みで提供できるように特別に設計されています。短期的に必要な量のみ溶解および使用できるようにすることで、製品の処分量を減らすことができます。残りの25 µLチューブを次回使用時まで安定な凍結乾燥状態で保管することができます。
- ZooMAb® 抗体は他メーカーの抗体と一緒に使用可能ですか?組み合わせることも可能ですか?
はい、他メーカーの抗体とともに使用することは可能です。ただし、使用する状況での反応性について、ZooMAb® 抗体の力価を確認することが必要です。組み合わせて使用する場合はエピトープを干渉する可能性もありますので、他の抗体同様、抗体の組み合わせについて事前にテストすることをお勧めします。
- ZooMAb® 抗体を検出するためにどんな抗ウサギ二次抗体でも使用できますか?
はい、使用できます。ただし、テスト済みでZooMAb® 抗体との使用に推奨している抗ウサギ蛍光標識抗体の使用もご検討ください。
- ZooMAb® 抗体は凍結乾燥と聞いていますが、ペレットは「ゼリー」や「レジン」のように見えますが、問題ありませんか?
はい、問題ありません。凍結乾燥後のZooMAb® 抗体について厳密に試験を行い、ペレットがご質問の通りに見える場合も含み、結果に違いはありませんでした。ペレットの見た目に関わらず、溶解時に1度か2度チューブの内容物をやさしく混ぜることを推奨します。この撹拌により、液体が抗体と十分に混ざります。
- ZooMAb® 抗体が室温でパウチに入った状態で届きましたが、データシートに4℃もしくは-20℃で保管するように記載されていますが、正しいですか?
はい、正しいです。長期間安全に保存するには、温度変化が最小限の場所での保存を推奨しますが、ZooMAb®抗体は、未開封または溶解されていない場合、堅牢で室温下での保存でも安定です。
- キャップは密閉で防水ですか?
キャップは最大限の安定性のために、チューブから極力水分を避けるため、防湿Oリングを特別に選んでいます。しかし、開封の有無に関わらず、使用前に極端な条件下に曝さないことを常にお勧めしています。
- ジッパー付きのパウチで納品されたZooMAb® 抗体とそうでないものがありますが、問題ないですか?
はい、問題ありません。チューブを1本ずつ個々の袋に入れる必要はありません。弊社ウェブサイトならびに同封の製品情報シートに記載の通り、大きい容量の包装でもすべて25 µLの基本サイズを複数本にしてお送りしています。例えば、100 µLの場合は、25 µLを4本お送りします。
注記: ロット番号の質問については、以下をご参照ください。
- なぜ注文したZooMAb® 抗体が異なるロット番号なのでしょうか?同一のロット番号の抗体を入手できますか?
各チューブは個別の製品として取り扱うようデザインされています。そのため、作製された製造ロットは直接、製品ラベルに個別のロット番号として記載されています。例えば、100 µLのZooMAb® 抗体をご注文の場合、25 µLのチューブを4本お届けしますが、その際、異なるロットで納品される可能性もあります。ZooMAb® 抗体は、ロット番号で管理されており、各チューブに個別のロット番号をラベルに記載しています。各製品は一貫して同じ高品質な方法でデザイン、製造、調整されており、ロット間差は極めて低くなります。同一ロットでの購入希望もお受けしていますので、発注時に販売店にその旨、お伝えください。
- チューブ上のQRコードの目的は何ですか?
すべてのZooMAb® 抗体には、製品ラベルにQRコードを記載しており、スキャンするとZooMAb® 総合情報ページに移動します。お手元のタブレットもしくはスマートフォンでQRコードをスキャンすると、直接製品ページに移動します。ZooMAb® 技術、ZooMAb® 製品(毎月の新製品情報)、ZooMAb® ニュースをご覧いただけます。また、フィードバックや使用した感想を記載でき、相互に交流ができる、研究者のみなさまに有用なZooMAb® コミュニティもご用意しています。ご記載いただいた内容はすべて確認し、できる限り早く返答することをお約束します。
- 抗体を損傷/変性させずにペレットを溶解するには、どのぐらい待ち、どの程度混ぜ合わせればよいですか?
凍結乾燥したペレットでオリゴヌクレオチドを溶解する際と同様に、指で1~2回軽くチューブをはじくだけで大丈夫です。溶解後5~10分間待ち、その後、液体を集めるために軽くスピンダウンしてください。
- ZooMAb® 抗体を推奨量の10倍に希釈するとどうなりますか?BSAなどの防腐剤を加えなくとも、このような低い濃度で安定性は保たれますか?
抗体は、推奨の25 µLへの溶解後、10倍希釈しても安定性を保ちます。ただし、推奨の力価と調整のしやすさなど、多くの理由で、25 µLに溶解した溶液を基本のストック溶液として使用することをお勧めします。複数の濃度を用意すると、ストック溶液の濃度を忘れてしまうことがよくあるためです。
また、長時間のインキュベーションをするウェスタンブロッティングのようなアプリケーションでは、一般的に抗体は1000倍希釈での使用(10倍希釈した溶液をさらに100倍希釈)を推奨していますので、抗体そのものは1000倍希釈でも安定しています。製品ラベルでは同じストック溶液濃度での作成を推奨しています。
- 溶解後、どの程度 ZooMAb® 抗体は安定ですか?
安定性と推奨する取扱い方法は、製品添付の試験成績書(CoA)、ウェブサイトの個別の製品ページ、もしくは製品ラベルに記載されているQRコードよりZooMAb® 総合情報ページで確認できます。
注記: 統一の設計、製造、および最終の組成プロセスのため、すべてのZooMAb® 抗体の製品取り扱いに関する簡単な注意事項とガイダンスはZooMAb®総合情報サイトにまとめて記載しています。ZooMAb® 抗体の個別のアプリケーション特有の力価と結果については、各抗体の製品ページに記載しています。これらの製品固有の情報については、CoAもしくは製品ページをご確認ください。
- PBSやMOPS、TEなどのバッファーでZooMAb® 抗体を溶解すると問題ありますか?
いいえ、代替のバッファーでの溶解は問題ありません。ただし、各種バッファー条件下での試験を行っていませんので、ご了承ください。推奨の使用条件では厳密に試験しています。
- 抗菌剤もしくはBSAをZooMAb® 抗体に加えた場合、結果に影響を与えますか?
いいえ、これらの殺生物剤を加えても問題ありません。ただし、各種殺生物剤および条件下での試験を行っていませんので、ご了承ください。推奨の使用条件では厳密に試験しています。
- ZooMAb® 抗体を標識する場合、どのぐらい基質が必要ですか?
多くの標識基質および方法がありますので、事前にテストをして、ご希望の方法および基質に合わせて使用量を決定してください。ZooMAb® 抗体は従来の抗体と比較して、本質的に非常に高い固有の活性(µgの結合親和性)で特別に設計および選択されているため、各チューブの抗体量は従来の抗体と比較して少ないです。このより高い固有の活性によって、シグナルが高く、バックグラウンドが低い素晴らしいデータを提供します。そのため、選択したZooMAb® 抗体の抗体量は製品CoAの濃度情報に記載の量で決定することが可能です。ご希望の標識基質や方法などのプロトコルで標識に必要な購入容量を決定後、収量などのテストや結果の調整を行ってください。
- どのZooMAb® 抗体も抗体量は同じですか?
ZooMAb® 抗体の抗体量は、少なくとも3つの重要なアプリケーション(ウェスタンブロッティング、免疫蛍光染色、そのターゲットの論文で最も使用されているアプリケーション)での最適な結果のための力価に基づいています。結果として、ZooMAb® 抗体はターゲットごとに調整された量になっています。調整された抗体量は、その抗体のすべてのロットで一貫しており、調整は製造工程ではなく、固有のZooMAb® 抗体技術によって行われています。個別のZooMAb® 抗体の濃度や抗体量は各ZooMAb® の製品CoAをご参照ください。
- ZooMAb® 抗体のFcドメインの配列は何ですか?
基本的には、ウサギのFcドメインと中心は同じですが、メルク独自のリコンビナント発現システムに関連するため、詳細な配列の提供は致しかねます。 - ZooMAb® 抗体の結合部位の配列は何ですか?
メルク独自の情報のため、個別の結合部位の配列の提供は致しかねます。
- ZooMAb® 抗体作製の抗原、免疫原の配列は何ですか?
製品同封のCoA、もしくは各ZooMAb® 抗体の製品ページでご確認ください。
- 他メーカーのリコンビナント・ウサギ・モノクローナル抗体とZooMAb® 抗体の違いは何ですか?
ZooMAb® 抗体は、メルク独自のリコンビナント発現プラットフォームに基づいており、これまでの技術を用いて作製した抗体と比較して、全く新しい抗体の性能と便利な注文スキームをご提供します。
研究目的での使用に限定されます。診断の用途では使用できません。
製品仕様に特に記載のない限り、抗体製品はすべて研究用途のみで販売しており、それ以外の目的(商用利用、診断用途、治療用途など、ただしこれらに限定されない)では使用できません。私たちのバリデーションプロセスは研究用途にのみ該当し、抗体がここに記載したような未承認の用途に使用可能であることを確認または保証するものではありません。
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