P4413

N,N,N′,N′-テトラキス(2-ピリジルメチル)エチレンジアミン

≥98% (TLC), powder, membrane-permeable zinc chelator

• 別名: TPEN
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₆H₂₈N₆
• CAS番号: 16858-02-9
• 分子量: 424.54
• Beilstein: 4211982
• MDL番号: MFCD00036918
• UNSPSCコード: 12352116
• PubChem Substance ID: 24898538
• NACRES: NA.77

特性

• product name: N,N,N′,N′-テトラキス(2-ピリジルメチル)エチレンジアミン,
• 形状: powder
• SMILES記法: C(CN(Cc1ccccn1)Cc2ccccn2)N(Cc3ccccn3)Cc4ccccn4
• InChI: 1S/C26H28N6/c1-5-13-27-23(9-1)19-31(20-24-10-2-6-14-28-24)17-18-32(21-25-11-3-7-15-29-25)22-26-12-4-8-16-30-26/h1-16H,17-22H2
• InChI Key: CVRXLMUYFMERMJ-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

以下の用途に、N,N,N',N'-テトラキス(2-ピリジルメチル)エチレンジアミンが使用されています：

• Jembrana病ウイルス（JDV）ウイルス感染因子（Vif）機能に及ぼす効果を評価するためのヒト胎児腎臓（HEK293T）細胞の処理に
• アポトーシス時に放出される亜鉛イオンのキレート化のためのP19胚性癌腫細胞に
• ヒト単球THP-1細胞へのレンチウイルスVpx感染に及ぼすその効果を評価するために

生物化学的／生理学的作用

N,N,N(,N'-テトラキス(2-ピリジルメチル)エチレンジアミン（TPEN）は、一酸化窒素シグナル伝達およびZn²⁺シグナル伝達を阻害することにより、ヒト急性前骨髄球性のNB4細胞のアポトーシス促進効果を引き出します。亜鉛で前処理されたミクログリアでは、TPENがインターロイキン6分泌と一酸化窒素シンターゼ（iNOS）mRNA発現を阻害します。これはヒト結腸癌細胞のATM（毛細血管拡張運動失調）およびATR（ATM-Rad3関連）シグナル伝達を活性化することにより、DNA構造の損傷を誘発します。

TPENは、膜透過性の亜鉛キレート剤であり、亜鉛の細胞内レベルを低下させ、アポトーシスを誘発（すなわち、細胞収縮およびDNA断片化を伴うアポトーシス小体の形成および典型的なDNAラダーパターンの形成）しました。

特徴および利点

この化合物は、アポトーシスの研究にとって注目の製品です。こちらをクリックして、特徴のあるより多くのアポトーシス製品をご覧ください。その他の研究領域の生物活性低分子については、sigma.com/discover-bsmで詳細をお読みください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves