E7781

エラスティン

≥98% (HPLC), powder, antitumor agent

• 別名: 2-[1-[4-[2-(4-クロロフェノキシ)アセチル]-1-ピペラジニル]エチル]-3-(2-エトキシフェニル)-4(3H)-キナゾリノン
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₀H₃₁ClN₄O₄
• CAS番号: 571203-78-6
• 分子量: 547.04
• MDL番号: MFCD09837984
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329799073
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: エラスティン, ≥98% (HPLC)
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 色: white to beige
• 溶解性: DMSO: 5 mg/mL, clear (warmed)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CCOc1ccccc1N2C(=O)c3ccccc3N=C2C(C)N4CCN(CC4)C(=O)COc5ccc(Cl)cc5
• InChI: 1S/C30H31ClN4O4/c1-3-38-27-11-7-6-10-26(27)35-29(32-25-9-5-4-8-24(25)30(35)37)21(2)33-16-18-34(19-17-33)28(36)20-39-23-14-12-22(31)13-15-23/h4-15,21H,3,16-20H2,1-2H3
• InChI Key: BKQFRNYHFIQEKN-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... hRas(3265) ; mouse ... hRas(15461) ; rat ... hRas(293621)

詳細

詳細

エラスティンは細胞浸透性のピペラジニル‐キナゾリンです。エラスティンは交互輸送システムXc^-と相互作用します。

アプリケーション

エラスティンは以下の用途に用いられています：

• 肝星細胞（HSC）内鉄タンパク誘導の陽性対照として
• 鉄タンパク誘導とヒト線維肉腫HT1080細胞のトランスフェリン内在化アッセイ
• 筋肉由来細胞株の鉄タンパク誘導に

生物化学的／生理学的作用

エラスティンは、HRAS、KRASなど発がん性RASを有する腫瘍細胞に選択的に作用する抗がん剤です。エラスティンは鉄タンパクを生成し、ミトコンドリアの電位依存性アニオンチャネル(VDAC)のゲーティングを変化させ、ミトコンドリア内へのカチオン流入を引き起こし、酸化的細胞死を生じさせる酸化的分子を放出させることで、腫瘍細胞に非アポトーシス的な細胞死をもたらします。

特徴および利点

この化合物はアポトーシス研究向けの注目の製品です。さらに特徴があるアポトーシス製品を見つけるにはここをクリックしてください。他の領域の研究用の生物活性低分子についてはsigma.com/discover-bsmでさらに詳しく知ることができます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P2 (EN 143) respirator cartridges