NAD98-RO

NAD

Grade II, free acid

• 別名: β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド 水和物, β-DPN, β-NAD, DPN, NAD, コチマーゼ, ジホスホピリジンヌクレオチド, ナダイド, 補酵素 1
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₁H₂₇N₇O₁₄P₂ · xH₂O
• CAS番号: 53-84-9
• 分子量: 663.43 (anhydrous basis)
• MDL番号: MFCD00036253
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 329818700

特性

• アッセイ: 98% (dry weight)
• 形状: lyophilized
• 分子量: M_r 663.4
• 包装: pkg of 1 g (10127981001); pkg of 10 g (10621650001); pkg of 5 g (10127990001)
• メーカー／製品名: Roche
• 色: off-white
• pH: ~3.0 (50 mg/mL in water)
• λmax: 260 nm
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: NC1=NC=NC2=C1N=CN2.O[C@@H]3[C@@H](COP(O)(OP(OC[C@@H](O4)[C@@H](O)[C@@H](O)[C@H]4[N+]5=CC=CC(C(N)=O)=C5)([O-])=O)=O)OC[C@@H]3O
• InChI: 1S/C21H27N7O14P2/c22-17-12-19(25-7-24-17)28(8-26-12)21-16(32)14(30)11(41-21)6-39-44(36,37)42-43(34,35)38-5-10-13(29)15(31)20(40-10)27-3-1-2-9(4-27)18(23)33/h1-4,7-8,10-11,13-16,20-21,29-32H,5-6H2,(H5-,22,23,24,25,33,34,35,36,37)/t10-,11-,13-,14-,15-,16-,20-,21-/m1/s1
• InChI Key: BAWFJGJZGIEFAR-NNYOXOHSSA-N

詳細

詳細

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド（NAD）は、ピロリン酸部分により結合されたアデニル酸とニコチンアミド-5′-リボヌクレオチド基を含む補因子です。至る所にみられます。NAD⁺錯体では、酵素と補因子の相互作用が高度に保存されています。

アプリケーション

NADは、Actinobacillus pleuropneumoniaeのコロニー増殖のための栄養補助剤として煮血寒天プレートに使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド（NAD）は電子伝達体として機能し、酵素触媒による酸化還元プロセスや多くの遺伝的プロセスに大きく関与しています。酸化型（NAD⁺）と還元型（NADH）の間のNADサイクルは、継続的な細胞増殖に必要な酸化還元バランスを維持します。また、この補因子は微生物の異化にも関与しています。β-NADは、いくつかの細胞プロセスにおいてさまざまな酵素の基質として機能します。

電子受容体

包装

固体重量により梱包されています。

品質

汚染物質なし：LDH阻害剤は検出されません。
有機溶媒：<0.5%（GC）

調製ノート

保管条件（標準溶液）：濃度10 mg/mL（pH 2.5～3）の水溶液は、2～8℃における8週間の保管後、NAD含有量の99%超を維持します。
濃度40 mg/mLの水溶液の安定性は、濃度10 mg/mLの水溶液の安定性と同じであると予想されます。

濃度50 mg/mL（pH 2.0）の水溶液は、2～8℃での保管の2日後はNAD含有量の97%を維持し、6日後は94%、10日後は91%を維持し、33℃における10日間の保管後は約83%を維持します。

濃度1.38 mg/mLの水溶液では、2～8℃における8週間の保管後、NAD含有量の4%の低下がみられ、－15～－25℃での保管では安定性が6か月を上回ることが予想されます。NADのトリエタノールアミンバッファー溶液（pH 5.0）は、
2～8℃における10日間の保管後にはNAD含有量の90%を維持し、33℃における10日間の保管後は80%を維持します。

アナリシスノート

吸光係数：17.6 x 10³ L x mol^-1 x cm^-1（260 nm）、5.9 x 10³ L x mol^-1 x cm^-1（333 nm）、（CN錯体）

ß-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド水和物補因子（NAD）は、バイオ燃料電池エネルギー密度を高めるために、炭素電極上でクエン酸回路を模倣するために実施された実験プロトコルにおいて使用されてきました。

その他情報

NADの一般的な形態です。

ライフサイエンス研究用途に限ります。診断用途に使用しないでください。

安全性情報

• 保管分類コード: 13 - Non Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable