T5639

チカルシリン 二ナトリウム塩

• 別名: (2S,5R,6R)-6-[[(2R)-カルボキシ-3-チエニルアセチル]アミノ]-3,3-ジメチル-7-オキソ-4-チア-1-アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン-2-カルボン酸二ナトリウム塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₁₄N₂Na₂O₆S₂
• CAS番号: 4697-14-7
• 分子量: 428.39
• MDL番号: MFCD07787410
• UNSPSCコード: 51282427
• PubChem Substance ID: 24900306
• NACRES: NA.85

特性

• 由来生物: semisynthetic
• 形状: powder or crystals
• 色: white to light yellow
• 抗生物質活性スペクトル: Gram-negative bacteria; Gram-positive bacteria
• 作用機序: cell wall synthesis | interferes
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: [Na+].[Na+].CC1(C)S[C@@H]2[C@H](NC(=O)[C@H](C([O-])=O)c3ccsc3)C(=O)N2[C@H]1C([O-])=O
• InChI: 1S/C15H16N2O6S2.2Na/c1-15(2)9(14(22)23)17-11(19)8(12(17)25-15)16-10(18)7(13(20)21)6-3-4-24-5-6;;/h3-5,7-9,12H,1-2H3,(H,16,18)(H,20,21)(H,22,23);;/q;2*+1/p-2/t7-,8-,9+,12-;;/m1../s1
• InChI Key: ZBBCUBMBMZNEME-QBGWIPKPSA-L

詳細

詳細

化学構造：β-ラクタム

アプリケーション

チカルシリンは、多くのグラム陽性およびグラム陰性の好気性細菌および嫌気性細菌に対する広域スペクトルの殺菌活性を持つ半合成抗生物質です。一般に、その薬効を改善するためにクラブラン酸塩と組み合わせて使用されます。嚢胞性線維症の小児患者での適切な投与を研究するために使用されます。

生物化学的／生理学的作用

チカルシリンは、ペプチドグリカントランスペプチダーゼを阻害することにより、ペプチドグリカン架橋のレベルで細菌細胞壁生合成を防ぐβ-ラクタム抗生物質です。ペニシリンに由来し、作用はカルベニシリンに類似しています。チカルシリンは、β-ラクタマーゼによる分解を受けやすい抗生物質です。

包装

1G

その他情報

β-ラクタム系抗生物質。

容器はしっかり密閉し、乾燥してよく換気された場所で保管します。湿気の影響を受けやすいです。乾燥した場所に保管してください。

保管および安定性

Keep container tightly closed in a dry and well-ventilated place. Moisture sensitive. Keep in a dry place.

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H315,H319,H334,H335
• 注意書き: P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Resp. Sens. 1 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves