T2928

Anti-Tyrosine Hydroxylase Antibody

mouse monoclonal, TH-16

• 別名: Anti-DYT14, Anti-DYT5b, Anti-TYH
• MDL番号: MFCD00213051
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 製品名: モノクロナール抗チロシンヒドロキシラーゼ マウス宿主抗体, clone TH-16, ascites fluid
• 由来生物: mouse
• 品質水準: 200
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: ascites fluid
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: TH-16, monoclonal
• 含みます: 15 mM sodium azide
• 交差性: rat, sheep, human, monkey, bovine, rabbit, guinea pig
• テクニック: immunohistochemistry: suitable; immunoprecipitation (IP): suitable using native or SDS-denatured TH.; microarray: suitable; western blot: 1:8,000 using extracts of cultured rat adrenal pheochromocytoma (PC12) cells.
• アイソタイプ: IgG1
• UniProtアクセッション番号: P07101
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... TH(7054) ; rat ... Th(25085)

詳細

詳細

チロシンヒドロキシラーゼ (TH) は、ヒト染色体11p15にマッピングされている遺伝子にコードされています。THは4つの同一サブユニットで構成された四量体で、調節領域、触媒領域、および四量体化領域を特徴とします。THは、補基質としてチロシン、テトラヒドロビオプテリン (BH₄) およびO₂を、補因子としてFe²⁺を利用します。

モノクローナル抗チロシンヒドロキシラーゼ（マウスIgG1アイソタイプ）は、マウス骨髄腫細胞と免疫化BALB/cマウス脾細胞の融合により作成されたTH-16ハイブリドーマに由来します。チロシンヒドロキシラーゼ（TH）はヒトでは4種類のアイソフォームがあります。すなわち、TH-1（分子量55,600）、TH-2（4アミノ酸多い、分子量56,000）、TH-3、（27アミノ酸多い、分子量58,100）、およびTH-4（4＋27アミノ酸多い、分子量58,500）です。ヒトのみが4種類すべてのアイソフォームを発現しており、ヒト以外のすべての類人猿はTH-1およびTH-2のアイソフォームのみを発現しています。

特異性

抗体は、齧歯類およびヒトチロシンヒドロキシラ-ゼのN末端領域(アミノ酸40-152間)に存在するエピト-プを認識します。このモノクロ-ナル抗体(クロ-ン番号TH16)により、インタクトなサブユニットや59/57 kDaのダブレットをはじめ、苛酷なタンパク分解で分子量が低下した一連のTH分子が検出されます。

免疫原

ラットチロシンヒドロキシラ-ゼ(TH)。

アプリケーション

マウスで産生されたモノクローナル抗チロシンヒドロキシラーゼ抗体は、次の用途でも使用されています：

• ウェスタンブロッティング
• 免疫蛍光標識法
• 免疫組織染色
• 酵素結合免疫吸着測定法（ELISA）
• ドットブロット
• 免疫沈降
• 免疫組織染色

マウスで産生した抗チロシンヒドロキシラーゼモノクローナル抗体が、免疫組織化学染色法と蛍光二重免疫染色法で用いられています。

生物化学的／生理学的作用

チロシンヒドロキシラーゼ (TH) は、神経伝達物質であるカテコールアミンの生合成において最初の律速段階、すなわちL-チロシンをL-ドーパに変換する段階を触媒します。L-フェニルアラニンによるTHの阻害は、フェニルケトン尿症において重要な役割を果たす可能性があり、ノルエピネフリンの合成を阻害すると考えられています。リン酸化によってTHの活性が調整されます。THの発現が低下すると、統合失調症やパーキンソン病 (PD) などのさまざまな神経精神病が生じます。

その他情報

パーキンソン病の研究に貢献したサプライヤーに贈られる2024 CiteAb賞の受賞者@′@

免責事項

当社のカタログまたは製品に添付された当社のその他の文書に別段の記載がない限り、当社の製品は研究にのみ使用することを意図しており、無許可での商用使用、in vitro診断での使用、ex vivoもしくはin vivo治療での使用、または人間もしくは動物でのあらゆるタイプの消費もしくは適用など、その他の目的には使用しないでください。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable