PZ0005

ボリコナゾール

≥98% (HPLC), powder, ergosterol synthesis inhibitor

• 別名: 2R,3S-2-(2,4-ジフルオロフェニル)-3-(5-フルオロピリミジン-4-イル)-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ブタン-2-オール, UK-109496
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₆H₁₄F₃N₅O
• CAS番号: 137234-62-9
• 分子量: 349.31
• MDL番号: MFCD00905717
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329823674
• NACRES: NA.77

特性

• product name: ボリコナゾール, ≥98% (HPLC)
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 色: white
• 溶解性: DMSO: >20 mg/mL
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: C[C@@H](c1ncncc1F)[C@](O)(Cn2cncn2)c3ccc(F)cc3F
• InChI: 1S/C16H14F3N5O/c1-10(15-14(19)5-20-7-22-15)16(25,6-24-9-21-8-23-24)12-3-2-11(17)4-13(12)18/h2-5,7-10,25H,6H2,1H3/t10-,16+/m0/s1
• InChI Key: BCEHBSKCWLPMDN-MGPLVRAMSA-N

詳細

詳細

ボリコナゾールはトリアゾールであり、フルコナゾールの合成誘導体です。

アプリケーション

ボリコナゾールは以下の用途に使用されています。

• YPD培地中のコントロールおよびErg11阻害剤として
• Candida（カンジダ）菌種の臨床株に対する精油の活性を試験するための比較薬として
• バルプロ酸（VPA）との相互作用を調べるための抗真菌剤として
• Cryptococcus neoformansのアゾール感受性および非感受性の臨床単離株に対して、そのin vitro抗真菌活性を精油およびその成分と比較するために

生物化学的／生理学的作用

ボリコナゾールは、侵襲性アスペルギルス症（IA）の治療に使用されます。フルコナゾールに耐性を示すCandida albicans（鵞口瘡カンジダ）の株を含むカンジダ菌種に対して強力です。

ボリコナゾールは、重篤な真菌感染の治療で使用される抗真菌薬です。ボリコナゾールは、CYP450依存性の14-αステロールデメチラーゼを阻害することでエルゴステロール合成を阻害し、真菌細胞膜におけるエルゴステロールの欠乏を引き起こします。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301,H341,H351,H361,H371,H372,H373,H412
• 注意書き: P202 - P260 - P264 - P273 - P280 - P301 + P310
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Chronic 3 - Carc. 2 - Muta. 2 - Repr. 2 - STOT RE 1 - STOT RE 2 Oral - STOT SE 2 Oral
• ターゲットの組織: Eyes, Liver,Kidney
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable