P9136

ピルビン酸キナーゼ ウサギ筋肉由来

Type III, lyophilized powder, 350-600 units/mg protein

• 別名: ATP:ピルビン酸 2-O-ホスホトランスフェラーゼ, PK
• CAS番号: 9001-59-6
• Enzyme Commission number: 2.7.1.40 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-616-2
• MDL番号: MFCD00081946
• UNSPSCコード: 12352204
• eCl@ss: 32160410
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: rabbit muscle
• 品質水準: 200
• タイプ: Type III
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: 350-600 units/mg protein
• 分子量: 237 kDa
• その他の活性: lactic dehydrogenase, creatine phosphokinase, phosphoglucomutase, and myokinase ≤0.01%
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

ピルビン酸キナーゼ（PK）は解糖酵素であり、4つのアイソザイムL、R、M₁、およびM₂があります。Lアイソザイムは糖新生組織、特に肝臓に局在します。一方、M₁は成人の骨格筋、心臓、脳に、Rは赤血球に局在しています。M₂は細胞の核に局在しています。

アプリケーション

ウサギ筋肉由来ピルビン酸キナーゼは、Pseudomonas putida細胞中でアデノシン二リン酸（ADP）をアデノシン三リン酸（ATP）に変換するために使用されています。

ピルビン酸キナーゼは、ATP加水分解を測定する植物分光光度アッセイに使用されています。 ピルビン酸キナーゼは、ピルビン酸キナーゼ（PK）欠乏の研究にも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ピルビン酸キナーゼ（PK）は、リン酸基をホスホエノールピルビン酸（PEP）からアデノシン二リン酸（ADP）に移動させる重要なプロセスを触媒します。この反応により、PEPはピルビン酸とアデノシン三リン酸（ATP）に変換されます。ピルビン酸キナーゼは、解糖および糖新生において重要な役割を果たします。高濃度のピルビン酸キナーゼM2（PKM2）は、細胞増殖および腫瘍増殖を阻害します。赤血球（RBC）中のPKが欠乏すると、非球状赤血球性溶血性貧血につながります。ヒト赤血球でPKが欠乏すると、Plasmodium falciparumに対する保護作用が誘発されます。

分子量:237 kDa(分子量57 kDaの同一サブユニット4個からなる四量体として存在)。
等電点:7.6
至適pH:約7.5
至適温度:25°C
EA₂₈₀ = 1 mg(p)/mLあたり0.54、光路長 1 cm
30°CのTrisバッファー(pH 7.4)中におけるK_M値は、ATP(0.86 mM)、ピルビン酸(10 mM)、ADP(0.3 mM)、PEP(0.07 mM)と報告されています。ピルビン酸キナーゼはホスホエノールピルビン酸に高い特異性を有しますが、ATPの代わりにGTP、ITP、dATP、UTP、CTP等の他のジヌクレオチド三リン酸も基質として利用できます。

単位の定義

1ユニットは、pH 7.6、37°C、1分間に、1.0 μmolのホスホ(エノール)ピルビン酸をピルビン酸に変換する酵素量です。

アナリシスノート

タンパク質はＢｉｕｒｅｔ法で測定。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)