N0630

ニフルム酸

• 別名: 2-(α,α,α-トリフルオロ-m-トルイジノ)ニコチン酸, 2-[3-(トリフルオロメチル)アニリノ]ニコチン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₃H₉F₃N₂O₂
• CAS番号: 4394-00-7
• 分子量: 282.22
• EC Number: 224-516-2
• MDL番号: MFCD00010569
• UNSPSCコード: 12352106
• PubChem Substance ID: 24278582
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• mp: 203-204 °C
• 溶解性: acetone: 50 mg/mL, clear to slightly hazy, yellow
• SMILES記法: O=C(O)C1=CC=CN=C1NC2=CC(C(F)(F)F)=CC=C2
• InChI: 1S/C13H9F3N2O2/c14-13(15,16)8-3-1-4-9(7-8)18-11-10(12(19)20)5-2-6-17-11/h1-7H,(H,17,18)(H,19,20)
• InChI Key: JZFPYUNJRRFVQU-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... PTGS1(5742)

詳細

アプリケーション

ニフルミン酸は、次の用途で使用されています。

• 匂応答嗅電図（EOG）測定のために、マウス嗅上皮内でクロライドチャネル遮断薬として。γ-アミノ酪酸導入後のラット後根神経節ニューロンに対するニフルミン酸の鎮痛作用を試験するために。
• C2C12筋芽細胞におけるカルシウム依存性クロライドチャネル（CaCC）阻害剤として、また容積感受性外向整流性アニオンチャネル（VRAC）に対するニフルミン酸の作用を試験するために。
• ヒト胚腎臓（HEK 293）Phoenix細胞の電位依存性カリウムチャネルの阻害剤として。

生物化学的／生理学的作用

γ-アミノ酪酸A型受容体（GABAAR）アンタゴニストであるニフルミン酸（NFA）は、非ステロイド系抗炎症薬（NSAID）であり、フェナム酸クラスに属します。また、塩素イオンチャネルの遮断薬であり、カルシウム依存性クロライドチャネル（CaCC）の阻害薬です。NFAは抗炎症特性を有し、リウマチ性疾患の治療に有用です。また、N-メチル-D-アスパラギン酸受容体およびグリシン受容体の阻害剤です。NFAは、プロスタグランジン合成に関係する酵素も阻害します。

シクロオキシゲナ-ゼ-2 (COX-2)の選択的インヒビタ-です。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction（受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック）のChloride Channels（塩素チャンネル）およびPotassium Channels（カリウムチャンネル）のページに記載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、こちらをクリックしてください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301,H413
• 注意書き: P264 - P270 - P273 - P301 + P310 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Chronic 4
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves