G7017

β-グルクロニダーゼ from Helix pomatia

Type HP-2, aqueous solution, ≥100,000 units/mL

• 別名: β-D-グルクロニドグルクロノソヒドロラーゼ
• CAS番号: 9001-45-0
• Enzyme Commission number: 3.2.1.31 (BRENDA, IUBMB)
• MDL番号: MFCD00130629
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: Helix pomatia
• タイプ: Type HP-2
• フォーム: aqueous solution
• 比活性: ≥100,000 units/mL
• secondary activity: ≤7,500 units/mL sulfatase
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

β-グルクロニダーゼH-2型、リンゴマイマイ（Helix pomatia）由来は、エスカルゴの消化液由来酵素の粗溶液です。β-グルクロニダーゼ、軟体動物由来の多くはスルファターゼ活性を有します。いずれの活性も、毒性分析やバイオマーカー解析のための代謝産物の加水分解に有用です。メルクのβ-グルクロニダーゼ製品群およびこれらの使用に関する詳細については、薬物代謝産物分析に関するメルクのページをご覧ください。

アプリケーション

様々な酵素の性能を比較した新しい技術論文
より多くの学びを
由来が異なる酵素を用いた様々な薬剤クラスの加水分解を最適化するために、Sigma R&Dが作成した最新のアプリケーションデータをご確認ください。また、6-MAMをモルヒネに変換するエステラーゼ活性の影響を軽減するため、クロマトグラフィー精製された酵素を使用してください。

• バイオマーカーや毒性の研究を目的とした、グルクロニド結合化合物の分解によるLC/MS用サンプルの調製。
• バイカレインの調製などを目的とした、グルクロニド結合の除去。

生物化学的／生理学的作用

内因性β-グルクロニダーゼは、グルクロニド修飾カタボライトの分解に関与するリソソーム酵素です。
微生物叢に見られる微生物β-グルクロニダーゼは、異物代謝産物や内部寄生性代謝産物のグルクロニド結合の加水分解により、代謝産物の再吸収を引き起こす場合があります。

尿中代謝分析におけるグルクロニド抱合体の加水分解に使用します。

特徴および利点

• pHの最適値は4.0～5.0。
• スルファターゼpHの最適値は6.2。
• 低いスルファターゼ活性（<7,500単位/mL）。
• 硫酸アンモニウム懸濁液。
• 軟体動物由来のβ-グルクロニダーゼ。
• 低pHサンプル中のグルクロニダーゼの酸加水分解に有用。

品質

軟体動物由来の多くのβ-グルクロニダーゼもスルファターゼ活性を有します。

関連事項

本製品は製品番号G0876相当品ですが、SIGMAで製造しています。

単位の定義

SIGMA 1 unitまたは改変Fishman 1 unitは、pH 5.0、37°C、1時間で、フェノールフタレイン1.0 μgをフェノールフタレイングルクロニドから遊離させる酵素量です(30分間アッセイ)。

スルファターゼ単位の定義:スルファターゼ1 unitは、pH 5.0、37°C、1時間で、1.0 μmolの硫酸p-ニトロカテコールを加水分解する酵素量です。

物理的形状

水溶液(約1.0 M硫酸アンモニウム、保存剤として3 mMアジ化ナトリウムを含有)。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1