F6803

D-フルクトース 1,6-ビスリン酸 三ナトリウム塩 水和物

≥98% (TLC)

• 別名: D(+)フルクトフラノース 1,6-二リン酸 三ナトリウム塩 水和物, Harden-Youngエステル, ヘキソース二リン酸 三ナトリウム塩 水和物
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₁Na₃O₁₂P₂ · xH₂O
• CAS番号: 38099-82-0
• 分子量: 406.06 (anhydrous basis)
• MDL番号: MFCD03427650
• UNSPSCコード: 12352201
• PubChem Substance ID: 24894921
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: microbial
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• フォーム: powder
• テクニック: thin layer chromatography (TLC): suitable
• 色: white to off-white
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear, colorless to faintly yellow
• 微量陽イオン: Na: 14.6-18.8% (dry basis)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: O.[Na+].[Na+].[Na+].O[C@H](COP([O-])([O-])=O)[C@@H](O)[C@H](O)C(=O)COP(O)([O-])=O
• InChI: 1S/C6H14O12P2.3Na.H2O/c7-3(1-17-19(11,12)13)5(9)6(10)4(8)2-18-20(14,15)16;;;;/h3,5-7,9-10H,1-2H2,(H2,11,12,13)(H2,14,15,16);;;;1H2/q;3*+1;/p-3/t3-,5-,6-;;;;/m1..../s1
• InChI Key: ISLNIFDAODOXHN-GNWSQLALSA-K

詳細

アプリケーション

一般的な代謝性の糖であるD-フルクトース-1,6-ビスリン酸 (FBP) は、解糖系における、グリセルアルデヒド3-リン酸およびジヒドロキシアセトンリン酸の前駆体です。 ピルビン酸キナーゼやNAD⁺--依存性L-(+)-乳酸デヒドロゲナーゼなどの酵素のアロステリック活性化因子として、酢酸キナーゼの阻害因子として、およびフルクトース-1,6-二リン酸アルドラーゼやフルクトース-1,6-ビスホスファターゼなどの酵素の同定と特徴決定を行う基質として使用することができます。 FBPは、脳損傷における神経保護因子として研究されています。

生物化学的／生理学的作用

フルクトース-1,6-ビスリン酸 (F1,6P) は、酵素ホスホフルクトキナーゼによってATPからフルクトース-6-リン酸にリン酸を転位させることによって産生される、解糖中間体です。 フルクトース-1,6-ビスリン酸は、フルクトース-2,6-ビスリン酸と共に、解糖の律速段階であるホスホフルクトキナーゼ-1 (PFK-1) の活性を変調させます。 また、フルクトース-1,6-ビスリン酸は、がん細胞におけるピルビン酸キナーゼの優勢型である、ピルビン酸キナーゼM2アイソフォーム (PK-M2) のアロステリック活性化因子でもあります。

フルクトース-1,6-ビスリン酸 (F1,6P) は、酵素ホスホフルクトキナーゼによってATPからフルクトース-6-リン酸にリン酸を転位させることによって産生される、解糖中間体です。 フルクトース-1,6-ビスリン酸は、フルクトース-2,6-ビスリン酸と共に、解糖の律速段階であるホスホフルクトキナーゼ-1 (PFK-1) の活性を変調させます。 解糖の間に、アルドラーゼは、フルクトース-1,6-ビスリン酸を、ジヒドロキシアセトンリン酸 (DHAP) とグリセルアルデヒドリン酸に分割します。また、フルクトース-1,6-ビスリン酸は、がん細胞におけるピルビン酸キナーゼの優勢型である、ピルビン酸キナーゼM2アイソフォーム (PK-M2) のアロステリック活性化因子でもあります。

その他情報

お客様の研究に対するメルクの多様な単糖製品を包括的に理解していただくには、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)