CTI1

CompoZr^® Targeted Integration Kit (ターゲット挿入キット)- AAVS1

Transgene Integration in the Human Genome

• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.51

特性

• 製品種目: CompoZr^®
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: human ... AAVS1(17)

詳細

詳細

CompoZr標的組み込みキット – AAVS1は、ユーザーが指定する目的の遺伝子（GOI）をヒト19番染色体のアデノ随伴ウイルス統合部位（AAVS1）に迅速に組み込めるようにデザインされています。このキットに入っているZnフィンガーヌクレアーゼ（ZFN）は、高い特異性でAAVS1部位を標的とし、二重鎖を切断します。すると細胞では、元のAAVS1遺伝子座を置き換えるための相同組換え修復において、AAVS1ゲノム領域に対するホモロジーアームを持つpZDonorプラスミドが使用されます。pZDonorプラスミドはGOIを含むように改変でき、GOIのAAVS1遺伝子座への標的組み込みを導きます。

特徴および利点

・高い組み込み効率、抗生物質による選択不要
AAVS1を標的として設計されたZFNは、DNAを高い効率で切断する十分にバリデートされたZFN対です。ZFNによる標的組み込みでは、一部の細胞種において抗生物質選択を行わずに20%の効率が得られ、これは通常の同種組み替え効率に対して、3～4桁の改善に相当します¹。

・1回のトランスフェクションによる迅速な2アレル挿入
ZFNが媒介する相同配列指向性修復によって、ZFN mRNA/プラスミドドナーをトランスフェクションしてから48時間以内に、1アレル挿入や2アレル挿入によって遺伝子が加えられます¹。

・単一のゲノム遺伝子座を用いることによって導入遺伝子の効果をコントロール
かつては、ほとんどのトランスジェニック細胞株は、プラスミドのランダム組み込みによって構築されていました。その結果、発現レベルや発現安定性に大きなばらつきのあるクローンが採取されていました。AAVS1遺伝子座を標的とした組み込みによって、均一で安定した発現レベルを示す共通の組み込みサイトが得られます¹。

・導入遺伝子ランディングパッドを持つ細胞株の設計は不要
導入遺伝子のゲノムへの組み込みは、以前はCreやFLPなどのレコンビナーゼを用いた組み替えによって行われていました。そのためには、ランダム組み込みによって導入遺伝子ランディングパッドをあらかじめゲノムに組み込んでおく必要があり、その後に導入遺伝子を加えるという冗長な2ステップの手順が必要でした。AAVS1を標的とした組み込みによって最初のステップが不要となり、簡易な1ステップで導入遺伝子を発現させることができます¹。

法的情報

すべてのZnフィンガーヌクレアーゼはSangamo Biosciences社からライセンスを取得して販売されています。CompoZr ZFNの購入に同梱されるラベルライセンスのコピーは、ZFNラベルライセンスのページをご覧ください。

CompoZr is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable