C2776

1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸

organic cyanylating reagent

• 別名: シアノピリジニウム剤, CDAP
• 実験式（ヒル表記法）: C₈H₁₀BF₄N₃
• CAS番号: 59016-56-7
• 分子量: 234.99
• Beilstein: 5685616
• MDL番号: MFCD00011998
• UNSPSCコード: 12352108
• PubChem Substance ID: 24892528
• NACRES: NA.32

特性

• 品質水準: 300
• 形状: powder
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [F-].FB(F)F.CN(C)c1cc[n+](cc1)C#N
• InChI: 1S/C8H10N3.BF3.FH/c1-10(2)8-3-5-11(7-9)6-4-8;2-1(3)4;/h3-6H,1-2H3;;1H/q+1;;/p-1
• InChI Key: ONCRRSYBEJHQMM-UHFFFAOYSA-M

詳細

詳細

1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩は有機シアニル化剤で、CDAPとも呼ばれます。 酸性条件下でのその反応性のため、珍しいシスチン標識化試薬となっています。この特性により、潜在的なチオール-ジスルフィド交換を回避できるため、CDAPは他のスルフヒドリル標識化剤にはない強みが得られます。

アプリケーション

1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウム（CDAP）は、シアニル化剤として結合型ワクチンの合成に使用されています。免疫センサー用セルロース透析膜の活性化では、CDAPが活性化剤として使用されました。

特徴および利点

類似試薬の臭化シアン（CNBr）と比べると、CDAPは：

• より使いやすい
• 低いpHレベルで使用できる
• 副反応が少ない
• 臭化シアンは、本質的に有害です。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves