C2010

コンカナバリンA Canavalia ensiformis（タチナタマメ）由来

Type IV, lyophilized powder

• 別名: Con A
• CAS番号: 11028-71-0
• EC Number: 234-258-2
• MDL番号: MFCD00071069
• UNSPSCコード: 23151817
• NACRES: NA.32

特性

• タイプ: Type IV
• 形状: lyophilized powder
• 有効性: <64 μg per mL agglutination activity
• 不純物: Carbohydrate, essentially free; salt, essentially free
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

コンカナバリンA（con A）は、タチナタマメから精製された植物レクチンです。Con Aは、28 kDaの同一サブユニット4つからなる四量体タンパク質です。Con Aは、いくつかの糖タンパク質のマンノース残基と結合する機能を持ち、リンパ球を刺激することができます。

アプリケーション

Canavalia ensiformis（タチナタマメ）由来のコンカナバリンAは、下記の用途で使用されています：

• 有機塩素汚染物質（OC）と関連したリンパ球増殖アッセイにおけるT-リンパ球マイトジェンとして
• T細胞ワクチン接種のためおよび肝炎の誘導のためのT細胞ハイブリドーマであるBW5147細胞および初代培養CD4⁺ T細胞のin vitroでの刺激
• T-リンパ球増殖抑制アッセイでのマウス脾細胞の刺激
• マイトジェンアッセイでの脾臓の刺激

生物化学的／生理学的作用

Con Aは、血液型に特異的ではないものの、末端のα-D-マンノシル残基およびα-D-グルコシル基に対する親和性を有しています。活性化には、Ca²⁺イオンおよびMn²⁺イオンが必要です。Con Aは、pH 5.6以下で解離して二量体になります。Con AはpH 5.8~pH 7.0では四量体として存在し、pH 7.0を超えると、高次凝集体が形成されます。Con Aは、その凝集度に依存した分裂促進活性を示します。スクシニル化されると、高活性な二量体となり、pH 5.6を超えても二量体は維持されます。

品質

特異的アフィニティークロマトグラフィーによって高度に精製されています

アナリシスノート

凝集活性は、1 mg/mL溶液をPBS(pH 6.8、Ca²⁺およびMn²⁺を含有)で段階希釈して測定し、μg/mLの単位で表します。凝集活性は、25°Cで1時間インキュベートした場合、ヒト赤血球の2%懸濁液を凝集させる最低濃度で示されます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H317,H334,H361
• 注意書き: P202 - P261 - P272 - P280 - P302 + P352 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Repr. 2 - Resp. Sens. 1 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 13 - Non Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves