A8111

Plasminogen activator inhibitor 1 (PAI-1)

≥200,000 units/mg protein, lyophilized powder, ≥90% (SDS-PAGE)

• 別名: PAIE, PLANH1, セルピン1, セルピンE1 PAI-1, プラスミノーゲンアクチベーター阻害因子, β-遊走内皮細胞由来型
• CAS番号: 140208-23-7
• MDL番号: MFCD01094930
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.32

特性

• 製品名: プラスミノーゲンアクチベーター阻害因子1(PAI-1) ヒト, recombinant, expressed in E. coli, ≥90% (SDS-PAGE)
• リコンビナント: expressed in E. coli
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥90% (SDS-PAGE)
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥200,000 units/mg protein
• 分子量: ~43 kDa
• 溶解性: water: 0.1 mL, clear, colorless
• UniProtアクセッション番号: P05121
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: human ... SERPINE1(5054)

詳細

詳細

プラスミノーゲンアクチベーター阻害因子1（PAI-1）またはセリンプロテアーゼ阻害因子E1（SERPINE1）遺伝子は、ヒト染色体7q22.1にマッピングされています。PAI-1は、肝細胞、内皮細胞、平滑筋細胞、巨核球、および脂肪細胞で産生されています。

アプリケーション

プラスミノーゲンアクチベーター阻害因子1（PAI-1）ヒトは、下記で使用されています：

• 末梢血およびリンパ球の放射性免疫沈降分析（RIPA）におけるプロ脳由来神経栄養因子（proBDNF）の阻害因子として
• C. albicans 菌糸に感染したマウスにおけるプラスミン活性化を遮断するため
• 二ューロンの神経突起成長に対する影響を試験するため

生物化学的／生理学的作用

プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(PAI-1)は、セリンプロテアーゼインヒビターのセルピンスーパーファミリーに属し、細胞外マトリックスの再構築に関与しているほか、血管新生、走化性、排卵、胚形成といった現象に関わっていることが示唆されています。

プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(PAI-1)タンパク質はセリンプロテアーゼインヒビターのセルピンスーパーファミリーに属します。プラスミノーゲンアクチベーターである組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)やウロキナーゼ(uPA)の主要なインヒビターであるため、線維素溶解を阻害します。PAIは細胞外マトリックス再構築に関与しているほか、血管新生、走化性、排卵、胚形成といった現象に関わっていることが示唆されています。PAI-1は、いくつかの癌型、肥満、メタボリックシンドロームなどの様々な病態に濃度の増加がみられます。

プラスミノーゲンアクチベーター阻害因子–1（PAI -1）は、細胞老化の媒介に関与しています。傷害時に他の組織修復トランスクリプトームとともにアップレギュレートされます。PAI-1濃度の上昇は、心筋梗塞（MI）に関連したリスクの一つと考えられています。

単位の定義

1ユニットは、生理的条件下(中性、37°C)で1ユニットの組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)を不可逆的に阻害します(100%阻害)。

物理的形状

凍結乾燥粉末(溶液(0.5 M塩化ナトリウム、20 mM酢酸ナトリウム、50 mg/mLトレハロース含有))。

再構成

超純水で溶解し0.25 mg/mlの溶液にします。溶解した製品には、0.5 M塩化ナトリウム、20 mM酢酸ナトリウム、50 mg/mLのトレハロース中に0.25 mgP/mLが含まれます。

アナリシスノート

本製品は分子量43 kDaの活性なヒトPAI-1タンパク質です。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable