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tert-ブタノール

anhydrous, ≥99.5%

• 別名: 2-メチル-2-プロパノール, tert-ブチルアルコール, トリメチルカルビノール
• 化学式: (CH₃)₃COH
• CAS番号: 75-65-0
• 分子量: 74.12
• Beilstein: 906698
• EC Number: 200-889-7
• MDL番号: MFCD00004464
• UNSPSCコード: 12352001
• PubChem Substance ID: 57650901
• NACRES: NA.21
• bp: 83 °C (lit.)

特性

• グレード: anhydrous
• 品質水準: 100
• 蒸気密度: 2.5 (vs air)
• 蒸気圧: 31 mmHg ( 20 °C); 44 mmHg ( 26 °C)
• アッセイ: ≥99.5%
• フォーム: solid or liquid
• 自己発火温度: 896 °F
• expl. lim.: 8 %
• 不純物: <0.005% water
• 蒸発残留物質: <0.0003%
• 屈折率: n20/D 1.387 (lit.)
• pH: 7 (20 °C)
• bp: 83 °C (lit.)
• mp: 23-26 °C (lit.)
• 溶解性: water: miscible
• 密度: 0.775 g/mL at 25 °C (lit.)
• SMILES記法: CC(C)(C)O
• InChI: 1S/C4H10O/c1-4(2,3)5/h5H,1-3H3
• InChI Key: DKGAVHZHDRPRBM-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

tert-ブタノール（tBA）は三級アルコールです。固体酸触媒の存在下、反応蒸留による脱水を受け、高い選択性でイソブチレンを生成します。大豆油消臭蒸留物（SODD）のリパーゼを介したアルコーリシスを、tBA（反応媒体として）中で行うことにより、バイオディーゼルを生成できます。p-クレゾールが、ジルコニア上に支持された12-リンタングステン酸（TPA/ZrO₂）触媒存在下、tBAによるブチル化を受けた際の、2-tert-ブチル-p-クレゾール（TBC）、2,6-ジ-tert-ブチル-p-クレゾール（DTBC）およびtert-ブチル-p-トリルエーテルの生成が報告されています。Si（001）-（2×1）表面でのtBAの相互作用が、疑似ポテンシャルアプローチに基づくab-initio密度汎関数理論（DFT）を使用して評価されています。

アプリケーション

• Candida antarctica リパーゼ B の存在下および非存在下におけるリボース-オレイン酸エステルの合成：この研究では、溶媒として tert-ブタノールを使用し、Candida antarctica リパーゼ B の存在下および非存在下におけるリボース-オレイン酸エステルの合成を調査しました。また、酵素触媒プロセスの効率性と有効性を調査し、合成反応に対する tert-ブタノールの影響を強調しています。この知見は、分析化学におけるエステル化プロセスの理解に貢献し、新しい合成方法の開発への応用が期待されています（Çetinkaya et al., 2020）。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H225,H319,H332,H335,H336
• 注意書き: P210 - P233 - P240 - P241 - P304 + P340 + P312 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Inhalation - Eye Irrit. 2 - Flam. Liq. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Central nervous system, Respiratory system
• 保管分類コード: 3 - Flammable liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): 59.0 °F - closed cup
• 引火点(℃): 15 °C - closed cup
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type ABEK (EN14387) respirator filter