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Merck

MABC1103

Sigma-Aldrich

Anti-IDH1/2 Mutant (R132/172) Antibody, clone MsMab-1

clone MsMAb-1, from mouse

別名:

Isocitrate dehydrogenase [NADP] cytoplasmic, IDH, Cytosolic NADP-isocitrate dehydrogenase, IDP, NADP(+)-specific ICDH, Oxalosuccinate decarboxylase, Isocitrate dehydrogenase [NADP], mitochondrial, ICD-M

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

mouse

品質水準

抗体製品の状態

purified immunoglobulin

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

MsMAb-1, monoclonal

化学種の反応性

human

テクニック

immunohistochemistry: suitable (paraffin)
western blot: suitable

アイソタイプ

IgG2aκ

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

詳細

イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(IDH)は、イソクエン酸の酸化的脱炭酸を触媒して、αケトグルタル酸と二酸化炭素を生成します。ヒト(IDH1-3)には3つの形態があり、IDH3は、NAD+を補助因子として利用して、クエン酸回路内で機能し、IDH1(EC 1.1.1.42、UniProt P48735)およびIDH2(EC 1.1.1.42、UniProt P48735)は、NADP+を補助因子として利用してクエン酸回路外で機能します。変異したIDH1およびIDH2は、それぞれ細胞質とミトコンドリアにおいて、αケトグルタル酸をオンコメタボライト(癌代謝物)R(-)-2-hydroxyglutarate(2-HG)へと変換します。イソクエン酸デヒドロゲナーゼ1 ⁄ 2変異は、神経膠腫、急性骨髄性白血病(AML)、軟骨腫瘍、骨肉腫、骨巨細胞腫(GCTB)、オリエ病、およびマフッチ症候群において報告されています。

特異性

クローンMsMab-1は、ウェスタンブロッティングおよびペプチドを用いたELISA法により、Arg132変異のあるIDH1(R132AD/E/G/H/M/N/Q/SY)およびArg172変異のあるIDH2(R172A/C/D/E/G/L/Q/S/Y)を認識しますが、野生型IDH1/2やその他のIDH1/2変異(IDH1-R132C/F/I/K/L/P/R/T/V/W、IDH2-H175Y、R172F/H/I/K/M/N/P/T/V/W)は認識しません。

免疫原

R132G変異を持つヒトIDH1配列由来のKLH結合ペプチド。

エピトープ:IDH1-R132/IDH2-R172変異部位

アプリケーション

この抗IDH1/2変異体(R132/172)抗体、クローンMsMab-1は、IDH1/2変異体の検出を目的としたウェスタンブロッティングおよび免疫組織染色(パラフィン)での使用が検証されています。
免疫組織染色:希釈倍率1:50で使用、ヒト大腸、ヒト直腸結腸がんおよびヒト卵巣がん組織において、IDH1/2変異体(R132/172)を検出できます。
ウェスタンブロッティング:変異体選択性は、精製IDH1/2 MBP融合コンストラクトならびに外因的に発現したIDH1/2タンパク質を発現するCHO細胞のライセートに対して検証されました(Kato Kaneko, M., et al. (2013).Tohoku J Exp Med. 230(2):103-109; Liu, X., et al. (2013).Cancer Res. 2(6):803-814)。
ウェスタンブロッティング:トランスフェクトしたUSOS骨肉腫細胞からのライセートにおいて、外因的に発現したIDH2- R172Sを検出できますが、野生型のIDH2またはIDH2-H175Y PA融合タンパク質は検出しません(Kato Kaneko, M., et al. (2014).Cancer Sci.;105(6):744-748)。
免疫組織染色:パラフィン包埋ヒトGCTB(骨巨細胞種)組織切片において、IDH2 R172S変異体を検出できますが、野生型IDH1/2は検出しません(Kato Kaneko, M., et al. (2014).Cancer Sci.;105(6):744-748)。
免疫組織染色:パラフィン包埋ヒト骨肉腫細胞組織切片において、IDH2 R172S変異体を検出できますが、野生型IDH1/2は検出しません(Liu, X., et al. (2013).Cancer Res. 2(6):803-814)。
研究のカテゴリ
アポトーシス &がん
研究サブカテゴリー
アポトーシス-追加

品質

IDH2-R172Sを発現するU2OS細胞ライセートにおいてウェスタンブロッティングにより評価済み。

ウェスタンブロッティング:2.0 µg/mLで使用、10 µgのU2OS細胞ライセートにおいて、外因的に発現したIDH2-R172S変異体を検出できますが、野生型IDH2は検出しません。

ターゲットの説明

実測値:約47 ~ 50 kDa。

物理的形状

フォーマット:精製
精製プロテインG
精製マウスモノクローナルIgG2aκ抗体、150 mM NaCl、0.05% sodium azide含有の0.1 M Tris-Glycineバッファー(pH 7.4)に溶解。

保管および安定性

2~8°Cで受領日から1年間安定です。

その他情報

濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

MABC1103:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

Establishment of a multi-specific monoclonal antibody MsMab-1 recognizing both IDH1 and IDH2 mutations.
Kato Kaneko, M; Ogasawara, S; Kato, Y
The Tohoku Journal of Experimental Medicine null
Isocitrate dehydrogenase 2 mutation is a frequent event in osteosarcoma detected by a multi-specific monoclonal antibody MsMab-1.
Liu, X; Kato, Y; Kaneko, MK; Sugawara, M; Ogasawara, S; Tsujimoto, Y; Naganuma et al.
Cancer Medicine null
Isocitrate dehydrogenase mutation is frequently observed in giant cell tumor of bone.
Kato Kaneko, M; Liu, X; Oki, H; Ogasawara, S; Nakamura, T; Saidoh, N; Tsujimoto et al.
Cancer Science null
Shuai Chen et al.
Cell death & disease, 9(3), 347-347 (2018-03-03)
WW domain-binding protein 2 (WBP2) has been demonstrated as oncogenic in breast cancer. Many studies have revealed the WBP2 gene as a high-risk gene for leukoariaosis and cerebral white matter lesions is important in the pathologic stage of glioma development.
Marion Classe et al.
Cell reports, 25(3), 811-821 (2018-10-18)
Esthesioneuroblastoma (ENB) is a rare cancer of the olfactory mucosa, with no established molecular stratification to date. We report similarities of ENB with tumors arising in the neural crest and perform integrative analysis of these tumors. We propose a molecular-based

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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