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DMPU-HF試薬

• 別名: DMPU-HF複合体（HF 65% w/w）
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₃FN₂O
• CAS番号: 287966-55-6
• 分子量: 148.18
• UNSPSCコード: 12352000
• PubChem Substance ID: 329768755
• NACRES: NA.22

特性

• フォーム: liquid
• 品質水準: 100
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: F/O=C1N(C)CCCN\1C
• InChI: 1S/C6H12FN2O/c1-8-4-3-5-9(2)6(8)10-7/h3-5H2,1-2H3
• InChI Key: ZTQIVQDBIIEDTI-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

DMPU-HF試薬は、以下の用途に使用できる求核性フッ素化試薬です。       

• 触媒としてのAu-JohnPhos錯体の存在下で、置換アルキンからフルオロアルケンとgem-ジフルオロメチレンを調製するために。      
• アルデヒドを用いたフルオロ-Prins反応により、ホモアリルアルコール／アミンから置換4-フルオロテトラヒドロピランと4-フルオロピペリジンを合成するために。       
• N-ブロモコハク酸イミドの存在下でアルケンのブロモフッ素化により、対応するブロモフルオロ化合物が生成します。

TREAT-HFおよびオラー試薬と同様に、DMPU-HFはフッ素化試薬としてフッ化水素を簡便に利用できます。しかしTREAT-HFおよびオラー試薬とは異なり、DMPU-HFは、トリエチルアミンやピリジンよりもDMPUの塩基度が低いため、より耐性がある遷移金属となっています。Hammondらは、金触媒によるモノアルキンおよびジフルオロ化アルキンにおける遷移金属触媒でその適合性を示しました。

その他情報

デザイナーHF-ベース・フッ素化試薬：アルキンから、フルオロアルケンおよびgem-ジフルオロメチレンを高度位置選択的に合成します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS05
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300 + H310 + H330,H314
• 注意書き: P280 - P301 + P310 + P330 - P301 + P330 + P331 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P310 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 1 Inhalation - Acute Tox. 2 Dermal - Acute Tox. 2 Oral - Skin Corr. 1A
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable