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ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド

• 別名: PdCl₂(PPh₃)₂, ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II), パラジウム(II)ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロリド
• 化学式: [(C₆H₅)₃P]₂PdCl₂
• CAS番号: 13965-03-2
• 分子量: 701.90
• Beilstein: 4935975
• EC Number: 237-744-2
• MDL番号: MFCD00009593
• UNSPSCコード: 12161600
• PubChem Substance ID: 24865821
• NACRES: NA.22

特性

• 形状: solid
• 品質水準: 200
• 反応適合性: core: palladium; reaction type: Buchwald-Hartwig Cross Coupling Reaction; reaction type: Heck Reaction; reaction type: Hiyama Coupling; reaction type: Negishi Coupling; reaction type: Sonogashira Coupling; reaction type: Stille Coupling; reaction type: Suzuki-Miyaura Coupling; reagent type: catalyst
• SMILES記法: Cl[Pd]Cl.c1(P(c2ccccc2)c3ccccc3)ccccc1.c4(P(c5ccccc5)c6ccccc6)ccccc4
• InChI: 1S/2C18H15P.2ClH.Pd/c2*1-4-10-16(11-5-1)19(17-12-6-2-7-13-17)18-14-8-3-9-15-18;;;/h2*1-15H;2*1H;/q;;;;+2/p-2
• InChI Key: YNHIGQDRGKUECZ-UHFFFAOYSA-L

詳細

詳細

ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウム（II）ジクロリドは有機金属錯体です。この錯体は、根岸カップリング、鈴木カップリング、 薗頭カップリング、Heckカップリング反応などのC-Cカップリング反応の効率的な交差カップリング触媒です。電荷担体としてさまざまなイミダゾリウム塩を使用してエレクトロスプレーイオン化四極イオントラップ質量分析によりビス（トリフェニルホスフィン）パラジウム（II）ジクロリドが検出されたことが報告されています。ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウム（II）ジクロリドは、Heck反応媒体に触媒として使用されます。

アプリケーション

パラジウム触媒交差カップリング反応の使用ガイド

ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウム（II）ジクロリドは、次の研究に使用されます：

• 金属中心との相互作用による均一な触媒の吸着回収に関して官能化シリカを評価するためのモデル触媒として。
• ジフェニルアセチレンの合成の触媒として。
• Pd触媒薗頭カップリングの後にCu（I）触媒閉環によりフロキノリンのワンポット合成を行う。
• アリルアルキンの薗頭カップリングにより2-ブロモチアゾールおよび2-ブロモチオフェンを生成するときの触媒。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H317,H413
• 注意書き: P261 - P272 - P273 - P280 - P302 + P352 - P333 + P313
• 危険有害性の分類: Aquatic Chronic 4 - Skin Sens. 1A
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)