SMCxPRO®プラットフォーム用の384ウェル読み取りプレートのシール方法
正確なデータを取得するには、プレートを適切にシールすることが重要です。粘着アルミプレートシールとプレートローラーを用いた、SMCxPRO®プラットフォーム用の384ウェル読み取りプレートの適切なシール方法をステップバイステップでご確認ください。
アッセイセットアップ
SMC®アッセイワークフローの重要なステップは、捕捉表面からの検出抗体の溶出です。溶出液は中和後、96ウェルアッセイプレートから384ウェル読み取りプレートに移され、SMCxPRO®システムでデータ取得されます。
アッセイセットアップの重要なポイントを以下に示します。
- ウェルの内容物をウェルの下から読み取るため、アッセイセットアップの間は付属の黒い蓋をプレートの下に置き、傷、指紋、ほこり、ゴミなどが付かないようにすることが重要です。
- プレートに蓋をして、ウェルの内容物を保存してください。
アルミ粘着シールの貼付
以下のステップに従ってアルミ粘着シールを貼り付けます。
- 推奨のアルミ粘着シールのみを使用してプレートをシールしてください。
- アルミシール:Thermo Scientific PN 276014
- プレートローラー:Thermo Scientific PN NC9185793
- アルミシール:Thermo Scientific PN 276014
- 推奨のプレートローラーでアルミシールを完全かつ均一に貼り付けて、ウェルからの蒸発やウェル間での結露を防ぐことが重要です。
- シールを使用する際は、裏紙を剥がしてから、384ウェルプレートの中央に合わせ、しわ、折り目、よじれが生じないように置いてください。不備があると、シールが不完全になるおそれがあります。
プレートローラーの使用
プレートローラーを使用すると、均一なシーリングが可能です。シールをロールする方法:
- 384ウェル全体の接着部を指で押さえます。
- プレートローラーをプレート全体に縦横の両方向に転がして完全にシールします。その際は、すべての角、接合部分、プレートの外周部分に細心の注意を払ってシールしてください。
- 完全にシールされると、すべてのウェルがくぼんだように見え、さらに角がはっきりと見えるようになります(図1)。
- ホイルシールの端のミシン目を切り取ります。

図1.正しい完全シールの例
完全にシールして端のミシン目部分を切り取ったプレートは、すぐにSMCxPRO®システム上で読み取ることができます。ご質問がございましたら、テクニカルサービスまでお問い合わせください。
Aurora読み取りプレートの取り扱いに関するヒントとコツについては、技術資料「SMCxPRO®プラットフォーム:ベストプラクティス」をご覧ください。
研究目的での使用に限定されます。診断目的では使用しないでください。
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