SMC®技術のためのカスタムアッセイ/サンプル測定(CAST)サービス:受託サービス
SMC®における専門技術
信頼できるアウトソーシングサービス
私たちのカスタムアッセイ/サンプル測定(CAST)サービスは、SMC®における専門技術と長年のイムノアッセイ開発経験を持つCASTチームによって支えられています。Fit-for-purposeのサンプル測定、市販のSMC®イムノアッセイを用いたバイオマーカー解析、新規ターゲットに対するイムノアッセイの開発および製造など、私たちのCASTチームは、お客様のご要望に合わせたプロジェクトを開発します。
パートナーシップ・サポート
CASTチームがお客様と密接に連携し、お客様のプロジェクトの範囲を理解および定義し、プロジェクトに合わせたワークプランを作成します。プロジェクト全体を通して進捗状況を報告します。プロジェクトに関するご質問やご相談があれば、CASTチームに気軽に直接問い合わせることも可能です。試験終了時には最終報告書を提供します。最終報告書はお客様のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。お客様のプログラムにGLPサービスが必要な場合、カスタムアッセイ開発プロセスのどの時点でも、お客様が選択した医薬品開発業務委託機関(CRO)へ技術移転することができます。
カスタムイムノアッセイサービスの可能性
私たちの熟練したCASTチームは、お客様に代わってカスタマイズされたSMC®アッセイを開発し、お客様の研究が加速するようお手伝いします。最高の品質基準を遵守し、お客様の研究ニーズに合わせたソリューションを提供します。お客様と密接に連携し、完全な機密保持のもと、お客様のプロジェクトに合うようカスタマイズされたワークプランを作成します。お客様のラボで使用するためのアッセイ開発、サンプル測定サービス、またはお客様が選択したCROへの技術移転など、お客様のニーズを満たすあらゆるものを取り揃えています。
共同のバイオマーカー探索・開発
- Fit-for-purposeのサンプル測定(non-GLP)-前臨床試験から早期臨床試験における、独自開発キットまたはSMC®市販キットを使用
- イムノアッセイ開発-独自試薬、市販試薬またはマルチプレックス試薬を用いたプロトタイプアッセイまたは最適化したアッセイ開発、および製造への技術移転
- バイオマーカーキットの検証(ご要望に応じて)-最小希釈倍率(MRD)、添加回収率(spike recovery)、希釈直線性、交差反応性(cross-reactivity)/干渉性試験、アッセイ/サンプル安定性試験(凍結融解、リアルタイム、加速)
バイオ医薬品探索
- マイクロドーズ試験と毒性試験-SMC®技術により、早期毒性試験における低用量投与での定量が可能
- 薬物動態-SMC®技術により薬物代謝測定が可能
- 薬力学-高感度SMC®アッセイにより、より長時間にわたって薬物の効果を追跡可能
- 免疫原性-SMC®プラットフォームにおける感度向上により、より安全な医薬品開発が可能
試薬の選択・標識・特性評価
- 試薬の調達-試薬の選定にかける時間がない場合
- 抗体のスクリーニングと選択-選択肢が多い中で、BLItz™システムを使用して最適な抗体および標準タンパク質をスクリーニング
- 抗体の標識-キャプチャ抗体の標識とマイクロビーズのコーティング、または検出試薬の標識
- アッセイ安定性試験
SMC®アッセイキット開発
- 独自または市販のSMC®アッセイキットの開発
- アッセイキットの検証
- アッセイキットの製造
- 医薬品開発業務委託機関(CRO)への技術移転
サンプル測定
- R&Dアッセイキット・プロトタイプアッセイキットを用いたサンプル測定
- 市販アッセイキットを用いたサンプル測定
サンプル測定の目的:
- 実際のサンプルにおける潜在的な生物学的関連性の評価
- 薬物干渉やマトリックス効果などによる生物学的異常の評価
カスタムアッセイ開発
お客様のアッセイ開発プロジェクトを加速するために、私たちは様々さまざまな抗体標識サービスを提供しています。お客様が抗体を提供される場合でも、私たちが抗体を用意する場合でも、マイクロビーズのコーティングおよびキャプチャ抗体の標識、または検出抗体の蛍光標識サービスを行っています。これらの試薬はSMC®イムノアッセイシステム用に最適化されており、CASTの開発または最適化キットを利用したお客様自身で行うアッセイ開発に使用することができます。詳細は表1に記載しています。
ご質問がある場合は、CAST FAQのページをご覧ください。よくある質問と回答をまとめています。
ハンチントン病研究におけるカスタムサービスの例
ハンチントン病(HD)は、ハンチンチン遺伝子の欠損によって引き起こされる進行性の脳疾患です。HDは、ハンチンチン遺伝子の変異型の過剰な(36個以上)グルタミンリピートにより不安定なタンパク質が形成されることで発症します。ヨーロッパ系では10万人に5~10人の割合で発症し、認知機能の低下と体の動きの制御不全が特徴です。変異型ハンチンチンタンパク質(mHTT)は神経変性の重要な因子であり、低濃度での正確な解析がこの疾患の治療法を見つけるための研究に不可欠です。
mHTTを測定するために使用されたSMC® CASTチームのサンプル測定サービス。以下の検証済みアッセイを提供:
- mHTT-Q45(1-573)を0.35 pg/mLまで測定可能
- ラットおよびヒトの脳脊髄液(CSF)および細胞ライセートで測定
- 少量のサンプル(1ウェルあたり10μLのCSF)
- アッセイは変異型ハンチンチン(mHTT)タンパク質(>36のポリグルタミン配列リピート)に特異的
o アッセイは野生型HTT(<23のポリグルタミン配列リピート)を検出しない
図1は、mHTT-Q45の一般的な標準曲線を示しています。
図1.mHTT-Q45[pg/mL]の一般的な標準曲線
図2は、SMC®技術を用いたmHTTアッセイにより、変異型タンパク質と野生型タンパク質を検出したものです。
図2.SMC® mHTTアッセイを用いた野生型HTTと変異型HTTの比較。変異体タンパク質をマゼンタで、野生型タンパク質を青で示す。
カスタムサービスにご興味のある方は、カスタムアッセイチームにご相談ください。豊富なアッセイ構築の経験を活かしてお客様のプロジェクトニーズに合わせてカスタマイズします。詳細については、テクニカルサービスにお問い合わせください。
研究目的での使用に限定されます。診断目的では使用しないでください。
関連ウェビナー
以下のウェビナーで、カスタムサービスの使用例をご覧ください。
- xPLOREing possibilities on the SMCxPRO® platform: Development of an ultra-sensitive PK assay using custom assay services
- Assay Development for Quantification of Low-Abundance Proteins Using Single Molecule Counting
- Custom Assay Development and Services Utilizing Single Molecule Counting (SMC®) Technology
- High-sensitivity immunoassays for biomarkers of Huntington’s disease
- Quantification of Mutant and Total Huntington Protein Levels
- Custom Services Utilizing SMC® Technology
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