細胞凍結試薬
ライフサイエンス、バイオテクノロジーおよび医薬品開発研究において、細胞株、初代細胞および遺伝子改変細胞のストックは最も貴重で、替えの利かないリソースです。細胞を適切に凍結し、その細胞を液体窒素中での凍結保存から蘇らせるための技術とツールは、細胞培養で最も重要なもののひとつです。細胞内での氷の結晶化を防ぎ、細胞へのストレスを最小限にすることが、凍結保存中の細胞生存率を維持するための最重要課題です。 凍結および解凍プロセス中の細胞生存率を最大限に保つよう設計された、フィルター滅菌済み、アプリケーション試験済みの凍結保存剤(DMSOなど)ならびにすぐに使える細胞凍結培地(DMSO含有および不含)を幅広く取り揃えています。
すぐに使える細胞凍結培地
簡便な細胞凍結培地用試薬により、DMSO濃度を決定するステップが不要になります。DMSO不含試薬も取り揃えています。
- CryoStor™細胞凍結保存培地は、DMSO濃度2%、5%および10%を取り揃えているほか、DMSO不含のCryoSOFree™も用意しています。
- pZerve™は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ウシ胎児血清およびその他の動物由来成分を含んでおらず、血清含有、無血清培養のどちらにもお使いいただける凍結保存溶液です。
- EmbryoMax® ES(胚性幹)細胞用2X凍結培地は、20% DMSOとウシ胎児血清を含有しています。
- HypoThermosol™ FRS保存溶液は、2~8℃での細胞、組織および器官の保存性を高め、保存期間を延長します。
細胞凍結保存用DMSO(ジメチルスルホキシド)
ジメチルスルホキシド(DMSO)は、細胞を凍結保存するために冷却する際に抗凍結剤として使用される有機溶媒の1種です。 DMSOは、細胞凍結培地の1成分として、細胞外と細胞内の両方で氷の結晶の形成を防止し、細胞を保護します。以下のDMSO試薬からお選びください。
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動画:細胞凍結のヒント
細胞の凍結と細胞株の保存はラボの貴重な資源を長期にわたり維持するために重要です。このチュートリアルでは、細胞の凍結保存のプロトコルと細胞ストック凍結時における主要な考慮事項を説明しています。凍結中の細胞損傷を最小限にする方法と凍結保存培地として使用する溶液について、ご覧ください。
ハイライト
細胞の凍結、保存および解凍、ならびに解凍後の細胞の生存率評価の手順のデモンストレーションをご覧ください。
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