ZRB1003

抗c-Myc抗体 クローン7E18 ZooMAb^®ウサギモノクローナル

recombinant, expressed in HEK 293 cells

• 別名: Mycがん原遺伝子タンパク質, bHLHe39, がん原遺伝子c-Myc, クラスE塩基性ヘリックス-ループ-ヘリックスタンパク質39, 転写因子p64
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: rabbit (recombinant)
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in HEK 293 cells
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: purified antibody
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: 7E18, recombinant monoclonal; monoclonal
• 製品種目: ZooMAb^® learn more
• 形状: lyophilized
• 分子量: calculated mol wt 48.8 kDa; observed mol wt ~55 kDa
• 化学種の反応性: mouse, human
• 包装: antibody small pack of 25 μL
• 環境により配慮した代替製品の特徴: Waste Prevention; Designing Safer Chemicals; Design for Energy Efficiency; Learn more about the Principles of Green Chemistry.
• 強化検証: recombinant expression; Learn more about Antibody Enhanced Validation
• sustainability: Greener Alternative Product
• テクニック: gene knockdown: suitable using 1:1,000; immunocytochemistry: 1:100-1:250; immunohistochemistry: suitable using 1:100; western blot: suitable using 1:1,000
• アイソタイプ: IgG
• UniProtアクセッション番号: P01106
• 環境により配慮した代替製品カテゴリ: Aligned,
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... MYC;BHLHE39(4609)

詳細

詳細

ZooMAb抗体は、全く新しい次世代のリコンビナント・モノクローナル抗体です。

すべてのZooMAb抗体はメルク独自のリコンビナント発現システムを用いて製造され、均一に精製され、安定で高い再現性のバッチ一貫性を提供するために細部にわたって管理されています。研究者の皆様に使用していただけるように、優れたパフォーマンスのクローンを選抜して販売しています。また、すべての抗体において、そのターゲットで最もよく利用されるアプリケーションを含む複数のアプリケーションで、高い特異性と親和性を検証しています。次世代の抗体ZooMAbリコンビナント抗体を是非ご利用ください。

ZooMAbの詳細についてはこちらをご覧ください。

メルクは、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に則った、より環境に配慮した製品（グリーン代替品）をお客様にお届けできるよう最善の努力をします。この抗体は、保存剤を含まず、動物への危害や犠牲を伴わずに生産され、必要に応じて周囲環境で発送および保存できる卓越した安定性を有するため、「廃棄物抑制」、「安全性の高い化学物質のデザイン」および「エネルギー効率のためのデザイン」に合致しています。 詳細はこちらをクリックしてください。

特異性

クローン7E18はヒトMycがん原遺伝子タンパク質（c-Myc）を特異的に検出するZooMAbラビット・リコンビナント・モノクローナル抗体です。

免疫原

ヒトc-Mycの細胞内領域に由来する109個のアミノ酸に対応するGST/Hisタグ付きリコンビナント・フラグメント。

アプリケーション

免疫組織染色（パラフィン）：希釈倍率1：100で使用、ヒト腎臓、マウス精巣、および子宮頚がん組織切片のc-Mycが検出できます。

RNAi/siRNA/遺伝子ノックダウン：希釈倍率1：1,000で使用、野生型HEK293細胞ライセート中のc-Mycが検出できましたが、CRISPRを用いたc-mycノックアウトHEK293細胞では検出されませんでした。

免疫細胞染色：希釈倍率1：250で使用、HeLa、A431、HUVEC、およびNIH3T3細胞のがん原遺伝子タンパク質が検出できます。

抗c-Myc クローン7E18（カタログ番号：ZRB1003）は、c-Mycがん原遺伝子を特異的に検出するリコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体であり、免疫細胞染色、免疫組織染色、RNAi/siRNA/遺伝子ノックダウン、およびウェスタンブロッティングでテストされています。

ターゲットの説明

Mycがん原遺伝子タンパク質（UniProt：P01106；クラスE塩基性ヘリックス-ループ-ヘリックスタンパク質39、bHLHe39、がん原遺伝子c-Myc、転写因子p64としても知られる）は、ヒトのMYC（BHLHE39としても知られる）遺伝子（Gene ID：4609）によってコードされています。c-Mycは非特異的にDNAに結合するが、同時にコア配列5′-CAC[GA]TG-3′も特異的に認識する転写因子です。c-Mycは、アポトーシス、細胞分化、細胞増殖に関与する複数の遺伝子の発現を制御します。c-Mycは、いくつかの増殖促進シグナル伝達経路の制御に決定的に関与することが示されており、多くのリガンド-膜受容体複合体の下流にある即時初期応答遺伝子と考えられています。その発現は、近位プロモーター領域内のいくつかの転写調節モチーフによって厳密に調節されていると報告されています。セリン／トレオニンキナーゼPIM2によるセリン329でのc-Mycのリン酸化は、c-Mycの安定化につながると報告されています。活性型c-MycはC末端ヘリックス-ループ-ヘリックス・ロイシン・ジッパー（bHLHLZ）ドメイン（aa413-434）を介してMAXタンパク質と共役し、このヘテロ二量体は他の多くの転写関連タンパク質と相互作用します。正常細胞では、c-Mycの発現と機能は発生シグナルあるいは分裂促進シグナルによって調節されています。c-Myc mRNAは半減期が非常に短く、正の調節シグナルがないと転写が著しく減少して、c-Mycタンパク質濃度が低下し、増殖を促進しません。しかし、腫瘍細胞では、その濃度は変異または上流の発がん経路を介した誘導のいずれかによって上昇します。c-Myc遺伝子の変異は、B細胞性慢性リンパ性白血病とバーキットリンパ腫を引き起こすことが知られています。約40%の腫瘍でc-Mycの過剰発現が報告されています。メルクの独自技術で生成したこのZooMAbリコンビナント・モノクローナル抗体は、従来のモノクローナル抗体よりも大幅に増強された特異性、親和性、再現性、および安定性をもたらします。（参照：Miller, DM et al., (2012). Clin. Cancer Res. 18(20); 5546-5553）

物理的形状

5%トレハロースを含むPBSで凍結乾燥された精製リコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体IgGで、通常の外観は粗いまたは半透明の樹脂。殺生物剤や、アジ化ナトリウムや動物由来の防腐剤は含まれていません。大きい容量の包装は25 μLの基本サイズを複数本にしてお送りしています。

再構成

25 μLで溶解後、300 μg/mL。アプリケーションおよびサンプルタイプごとの推奨する開始希釈倍率および／または力価に関するガイダンスをご参照ください。

保管および安定性

凍結乾燥製品は2～8℃で保存することを推奨します。溶解する前に、バイアルを短時間微量遠心して、バイアルの底に材料を沈降させてください。25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。溶解した抗体は、2～8℃で、または長期保存のために－20℃で保存できます。 凍結融解を繰り返さないでください。

法的情報

ZooMAb is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途向けのみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の販売用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable