T8690

チオレドキシン ヒト

≥90% (SDS-PAGE), recombinant, expressed in E. coli (N-terminal histidine tagged), essentially salt-free, lyophilized powder, ≥5 U/mg

• CAS番号: 52500-60-4
• MDL番号: MFCD00132423
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.32

特性

• 由来生物: human
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in E. coli (N-terminal histidine tagged)
• アッセイ: ≥90% (SDS-PAGE)
• 形状: essentially salt-free, lyophilized powder
• 比活性: ≥5 U/mg
• 分子量: 14 kDa
• テクニック: activity assay: suitable
• 溶解性: water: soluble 0.50—0.60 mg/mL, clear to slightly hazy, colorless to faint yellow or tan
• 適合性: suitable for molecular biology
• UniProtアクセッション番号: P10599
• アプリケーション: cell analysis
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: human ... TXN(7295)

詳細

詳細

Jurkat細胞cDNAからクローン化。ADF/Trx（GenBank^® Accession Number X77584）およびヒト胎盤由来チオレドキシン（GenBank^® Accession Number AF085844）と同一です。

チオレドキシン（TXN）は、12 kDaのユビキタスなタンパク質です。この遺伝子はヒト染色体の9q31.3に位置します。TXNは主に細胞質内に局在しています。

アプリケーション

ヒトチオレドキシンは、in vitroチオレドキシンアッセイに使用可能です。また、本製品はチオレドキシン還元酵素（TRXR）活性の測定にも使用可能です。

ヒトチオレドキシンは以下の用途で使用されています：

• 分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼキナーゼ4 (MKK4)in vitroキナーゼアッセイ
• ヒト細胞での転写制御、RNAプロセシングおよび核膜孔の機能における役割の研究
• 心臓特異的トランスジェニック（Tg）-Trx1マウスの心臓由来Trx1還元標的タンパク質のプロテオミクス解析

生物化学的／生理学的作用

チオレドキシン（TXN）はジスルフィド還元活性を有します。本化合物は炎症を減少させるサイトカインとして作用します。TXNは、様々な酸化ストレス下で産生される活性酸素中間体（ROI）のスカベンジャーとして機能します。チオレドキシンは、酸化ストレスを減少させる細胞増殖を誘導します。TXNは、肺がん、膵臓がん、肝細胞がんなど様々ながんの予後予測バイオマーカーです。本化合物は、タンパク質還元、組織の発達および酸化還元の制御に関与します。

ヒトチオレドキシンは、遺伝子組換えN末端ヒスチジンタグ付きタンパク質です。本製品は、リンパ球、線維芽細胞および多数のヒト固形腫瘍細胞株の増殖を誘導します。また、本製品は正常および白血病B細胞の増殖を刺激し、AP-1の転写活性を修飾し、アポトーシスシグナル伝達制御キナーゼ1（ASK1）を阻害します。

タンパク質のジスルフィド結合の還元を仲介します。

単位の定義

1ユニットは、インスリン還元試験において、25°Cで1分間にΔA₆₅₀の値が1.0となる量です。

法的情報

GenBank is a registered trademark of United States Department of Health and Human Services

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)