T2877

3,3′,5-トリヨード-L-チロニン

≥95% (HPLC), powder

• 別名: O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)-3,5-ジヨード-L-チロシン, T₃, リオチロニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₁₂I₃NO₄
• CAS番号: 6893-02-3
• 分子量: 650.97
• Beilstein: 2710227
• EC Number: 229-999-3
• MDL番号: MFCD00002593
• UNSPSCコード: 51111800
• PubChem Substance ID: 24900088
• NACRES: NA.32

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 200
• 無菌性: non-sterile
• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• 形状: powder
• 光学活性: [α]25/D +23.0°, c = 2 in 1 N HCl: ethanol, 1:2
• テクニック: transfection: suitable
• mp: 234-238 °C (lit.)
• 溶解性: 4 M NH₄OH in methanol: 5 mg/mL, clear to very slightly hazy, colorless to light yellow
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: N[C@@H](Cc1cc(I)c(Oc2ccc(O)c(I)c2)c(I)c1)C(O)=O
• InChI: 1S/C15H12I3NO4/c16-9-6-8(1-2-13(9)20)23-14-10(17)3-7(4-11(14)18)5-12(19)15(21)22/h1-4,6,12,20H,5,19H2,(H,21,22)/t12-/m0/s1
• InChI Key: AUYYCJSJGJYCDS-LBPRGKRZSA-N
• 遺伝子情報: human ... THRA(7067) , THRB(7068) ; rat ... Thra(81812) , Thrb(24831)

詳細

アプリケーション

3,3',5-トリヨード-L-チロニンは、二重抗体ラジオイムノアッセイによるインスリン様成長因子 I アッセイに使用することが可能です。本製品は in vitro における 293T 細胞のトランスフェクションにも使用可能です。

生物化学的／生理学的作用

3,3',5-トリヨード-L-チロニンは O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)-3,5-ジヨード-L-チロシンまたは T3 とも呼ばれる生物学的に活性な甲状腺ホルモンです。トリヨードチロニンは甲状腺機能低下症患者の気分および神経心理学機能を向上させます。本製品は肝臓の FGF21 発現も正に調節し、ヘキソキナーゼ、肝臓のグルコース-6-ホスファターゼ、ミトコンドリアの酸化的リン酸化酵素など多数の代謝酵素を活性化することにより、糖、脂質およびタンパク質の代謝分解を促進します。さらに、本製品は小児の正常な体成長を可能とし、胎児の中枢神経成熟に極めて重要です。

調製ノート

3,3',5-トリヨード-L-チロニンは、5 mg/mL の濃度で MeOH 中の 4M NH4OH に溶け無色から淡黄色の澄明からわずかに濁った溶液を生成します。

その他情報

本製品は細胞培養試験が行われていません。細胞培養に適した無菌版が提供されています。T5516は無菌調製であり、細胞培養試験が行われています。T2877の製品ページをご覧くささい。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H372
• 注意書き: P260 - P264 - P270 - P314 - P501
• 危険有害性の分類: STOT RE 1
• ターゲットの組織: Thyroid,Cardio-vascular system,Kidney
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves