T1775

L-チロキシン

powder, BioReagent, suitable for cell culture

• 別名: 3,3′,5,5″-テトラヨード-L-チロニン, 3-[4-(4-ヒドロキシ-3,5-ジヨードフェノキシ)-3,5-ジヨードフェニル]-L-アラニン, T₄
• 化学式: HOC₆H₂(I)₂OC₆H₂(I)₂CH₂CH(NH₂)CO₂H
• CAS番号: 51-48-9
• 分子量: 776.87
• Beilstein: 2228515
• EC Number: 200-101-1
• MDL番号: MFCD00002595
• UNSPSCコード: 12352209
• eCl@ss: 32190102
• PubChem Substance ID: 24899990
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: synthetic
• 品質水準: 200
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 有効性: 5-50 ng/mL
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• mp: 223 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: 4 M NH₄OH in methanol: 50 mg/mL, clear to hazy, yellow
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: N[C@@H](Cc1cc(I)c(Oc2cc(I)c(O)c(I)c2)c(I)c1)C(O)=O
• InChI: 1S/C15H11I4NO4/c16-8-4-7(5-9(17)13(8)21)24-14-10(18)1-6(2-11(14)19)3-12(20)15(22)23/h1-2,4-5,12,21H,3,20H2,(H,22,23)/t12-/m0/s1
• InChI Key: XUIIKFGFIJCVMT-LBPRGKRZSA-N
• 遺伝子情報: human ... THRA(7067) , THRB(7068) , TTR(7276) ; mouse ... Cnr2(12802) ; rat ... Cnr1(25248)

詳細

詳細

サイロキシン（T₄）は、チロシンのp-ヒドロキシフェニルエーテルの四ヨウ化誘導体であり、増殖因子または細胞増殖阻害剤として働きます。T₄は甲状腺機能低下症および甲状腺癌の治療に使用されます。サイロキシンはエネルギー代謝を調節します。

アプリケーション

L-サイロキシンは、その大腸癌細胞株HCT 116（APC 野生型）および HT-29（APC変異体）における役割の研究に使用されています。サイロキシンは、その炎症促進性の腫瘍壊死因子-α（TNF-α）、インターロイキン-6（IL-6）、血管原生血管内皮増殖因子（VEGF）、白血球粘着、細胞間接着分子1（ICAM-1）およびヒト臍帯静脈内皮細胞（HUVEC）のE-セレクチンに対する影響の評価にも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

L-チロキシン(T₄)およびトリヨ-ド-L-チロニン(T₃)は、甲状腺濾胞細胞でチログロブリンから産生されるヨ-ド含有ホルモンです。これらのホルモンによる代謝速度の刺激と成長・発達の調節は、DNA転写およびそれに続くタンパク質合成に対する作用に起因すると考えられます。

調製ノート

長期の貯蔵の場合、保存溶液は作業アリコートで-20℃に保持してください。冷凍／解凍サイクルの繰り返しは避けてください。2～8℃で保存された溶液は最長30日間安定です。

再構成

20 μg/mLのストック溶液を調製するには、チロキシン1 mgに対して滅菌培地50 mLを加え、溶解させます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H372
• 注意書き: P260 - P264 - P270 - P314 - P501
• 危険有害性の分類: STOT RE 1
• ターゲットの組織: Thyroid,Cardio-vascular system,Kidney
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)