SRP2088

C-jun、プロトオンコジーン ヒト

recombinant, expressed in insect cells, ≥80% (SDS-PAGE)

• 別名: AP-1, AP1, c-Jun
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.26

特性

• 由来生物: human
• リコンビナント: expressed in insect cells
• アッセイ: ≥80% (SDS-PAGE)
• 形状: frozen liquid
• 分子量: ~37.5 kDa
• 包装: pkg of 5 μg
• 保管条件: avoid repeated freeze/thaw cycles
• 濃度: 250 μg/mL
• 色: clear; colorless
• NCBIアクセッション番号: NM_002228
• UniProtアクセッション番号: P05412
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −70°C
• 遺伝子情報: human ... JUN(3725)

詳細

生物化学的／生理学的作用

転写因子AP-1(活性化因子タンパク質-1)は、細胞の増殖、形質転換、死亡に関与します。AP-1および核因子B(NF B)は、マウスモデルにおいて、特異的に標的化することにより癌誘導を予防できます。AP-1は、Junホモ二量体やJun-Fosヘテロ二量体など、Jun(c-Jun、JunB、JunD)およびFos(c-Fos、FosB、Fra-1、Fra-2)由来のタンパク質からなる18種類の二量体の組み合わせにより生成されます。JunおよびFosタンパク質には、塩基性領域であるロイシンジッパー(bZIP)ドメインが含まれ、ATF、MAF、CNC、C/EBP(CCAAT/エンハンサー結合タンパク質)サブファミリー由来のbZIPタンパク質など、その他のbZIPタンパク質に対する結合能があります。Jun-JunおよびJun-Fos二量体は、12-O-テトラデカノイルフォルボル-13-アセテート(TPA)応答配列(TRE)[TGA(C/G)TCA]に高い親和性で結合しますが、このほかにも多くの「AP-1様部位」が報告されています。これらの部位に対する結合はすべて、組織特異的であるか、隣接した配列の影響を受け、また、他の転写因子や共役因子との相互作用に左右されます。JunおよびFosタンパク質は、他のbZIPタンパク質とも二量体を形成でき、cAMP応答配列(CRE)、抗酸化応答配列(ARE)、TRE部位の半分とMAF-またはCNC-結合部位の半分からなる半-部位など、その他のDNA結合部位を標的とすることも可能になっています。また、AP-1タンパク質はNF-Bのp65サブユニット、CBP(CRE-結合タンパク質-結合タンパク質)(p300)、SMAD-3および-4、網膜芽細胞腫タンパク質(より詳細な一覧は5を参照)など、他のタンパク質とも相互作用可能であり、JunおよびFosタンパク質の結合能はさらに大きくなっています。AP-1は、増殖、分化、アポトーシスなど、多様な細胞プロセスを調節し、基礎および刺激物質活性化による遺伝子発現に寄与しています。成長因子、ホルモン、ストレス、サイトカイン、ROS、紫外線照射により活性化されます。活性化は、転写時にも翻訳後にも発生し、主にマイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)カスケードによりシグナル伝達されます。AP-1タンパク質と他の相互作用する因子の結合の多様性は、特定の細胞型の刺激物質への反応の仕方に影響すると考えられます。c-Junの増殖促進活性は、腫瘍抑制因子の抑制および正の細胞周期調節因子のアップレギュレーションにより介在されます。主に、c-Junは細胞増殖の正の調節因子ですが、JunBは逆の作用を有しています。

物理的形状

無色透明の凍結した溶液

調製ノート

手動で霜取りを行う冷凍庫を用いて、凍結-融解サイクルが繰り返されるのを防止してください。作業中は、サンプルを氷中に維持してください。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable