I9657

イオノマイシン from Streptomyces conglobatus

≥98% (HPLC)

• 実験式（ヒル表記法）: C₄₁H₇₂O₉
• CAS番号: 56092-81-0
• 分子量: 709.00
• Beilstein: 3642126
• MDL番号: MFCD06798385
• UNSPSCコード: 51102829
• PubChem Substance ID: 24896159
• NACRES: NA.85

特性

• 由来生物: Streptomyces conglobatus
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 溶解性: acetonitrile: 10 mg/mL
• 抗生物質活性スペクトル: Gram-positive bacteria
• 作用機序: cell membrane | interferes
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: C[C@H](CCC(O)=O)C[C@H](C)C[C@H](C)C(=O)\C=C(/O)[C@H](C)C[C@H](C)C\C=C\[C@@H](C)[C@@H](O)[C@@H](C)[C@@H](O)C[C@@H]1CC[C@](C)(O1)[C@H]2CC[C@](C)(O2)[C@@H](C)O
• InChI: 1S/C41H72O9/c1-25(21-29(5)34(43)24-35(44)30(6)22-27(3)20-26(2)14-15-38(46)47)12-11-13-28(4)39(48)31(7)36(45)23-33-16-18-41(10,49-33)37-17-19-40(9,50-37)32(8)42/h11,13,24-33,36-37,39,42-43,45,48H,12,14-23H2,1-10H3,(H,46,47)/b13-11+,34-24-/t25-,26-,27+,28-,29-,30+,31+,32-,33+,36+,37-,39-,40+,41+/m1/s1
• InChI Key: PGHMRUGBZOYCAA-ADZNBVRBSA-N

詳細

アプリケーション

Streptomyces conglobatus由来のイオノマイシンは、以下の用途で使用されています：

• マグネシウム・イオノマイシン処理実験
• イオノフォア処理用のカルシウム非含有ダルベッコ改変イーグル培地（DMEM）の添加剤
• フローサイトメトリー（FCM）を用いてサイトカイン産生を解析するための末梢血単核細胞（PBMC）の再刺激
• 補助的卵母細胞活性化（AOA）と併用して細胞質内精子注入（ICSI）を実施するための卵母細胞処理用のカルシウムイオノフォア

生物化学的／生理学的作用

イオノマイシンは二価陽イオンに対して特異性が高く、in vitroとin vivoの両方でヒト膀胱がん細胞株に対して抗増殖作用を示す可能性があります。イオノマイシンはアポトーシス誘導物質として機能し、潜在的なカルシウム応答性エンドヌクレアーゼの活性化によって作用することが示唆されました。

イオノマイシンは細菌Streptomyces conglobatusによって産生されるポリエーテル系抗菌薬およびイオノフォアです。Ca²⁺イオノフォアは、A23187よりもCa²⁺の可動性イオン担体として有効です。 イオノマイシンは非蛍光です。 イオノマイシンは、胚皮質ニューロンのアポトーシス分解を誘導します。イオノマイシンは中枢神経脱髄を誘発し、副腎ウシTREK-1チャネルを阻害し、成熟ヒトB細胞の細胞分裂を調節することが示されています。イオノマイシンは小胞体（ER）ストレス、ミトコンドリアストレス、および内因性アポトーシスに対するカルシウムフラックスの影響を試験するために使用されます。サイトカイン、インターフェロン、パーフォリン、インターロイキン-2（IL-2）、IL-4の細胞内産生を刺激するため、通常PMAとの併用で使用されます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves