I1406

イリノテカン 塩酸塩

powder, ≥97% (HPLC)

• 別名: (S)-4,11-ジエチル-3,4,12,14-テトラヒドロ-4-ヒドロキシ-3,14-ジオキソ-1H-ピラノ[3′,4′:6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-9-イル エステル, CPT-11, [1,4′-ビピペリジン]-1′-カルボン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₃H₃₈N₄O₆ · HCl
• CAS番号: 100286-90-6
• 分子量: 623.14
• MDL番号: MFCD01862255
• UNSPSCコード: 12352204
• PubChem Substance ID: 329815350
• NACRES: NA.77

特性

• product name: イリノテカン 塩酸塩, topoisomerase inhibitor
• 由来生物: plant (Fructus camptothecae)
• アッセイ: ≥97% (HPLC)
• 形状: powder
• 溶解性: DMSO: 50 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: Cl.CCc1c2CN3C(=O)C4=C(C=C3c2nc5ccc(OC(=O)N6CCC(CC6)N7CCCCC7)cc15)[C@@](O)(CC)C(=O)OC4
• InChI: 1S/C33H38N4O6.ClH/c1-3-22-23-16-21(43-32(40)36-14-10-20(11-15-36)35-12-6-5-7-13-35)8-9-27(23)34-29-24(22)18-37-28(29)17-26-25(30(37)38)19-42-31(39)33(26,41)4-2;/h8-9,16-17,20,41H,3-7,10-15,18-19H2,1-2H3;1H/t33-;/m0./s1
• InChI Key: GURKHSYORGJETM-WAQYZQTGSA-N
• 遺伝子情報: human ... TOP1(7150)

詳細

アプリケーション

イリノテカン塩酸塩は以下の用途に使用されています：

• MDA-MB-231乳癌細胞の増殖抑制機能のスクリーニングを目的とした5-フルオロウラシルとの併用。
• 高グレードの虫垂（HGA）および低グレードの虫垂（LGA）オルガノイドの化学感受性スクリーニング。
• HT29結腸癌細胞に対し熱ショックタンパク質阻害剤（HPSC1）と併用投与した細胞毒性研究における化学療法剤。

生物化学的／生理学的作用

抗癌剤イリノテカンは、組織カルボキシルエステラーゼにより強力なDNAトポイソメラーゼI阻害剤である7-エチル-10-ヒドロキシカンプトセシン(SN-38)に変換されるプロドラッグです。UDPグルクロノシルトランスフェラーゼ1A1(UGT1A1)によりグルクロン酸抱合されることで、その作用は停止します。組織を放射線障害に感作させることで、腫瘍の放射線治療に有用であることが証明されています。

抗癌剤イリノテカンは、組織カルボキシルエステラーゼにより強力なDNAトポイソメラーゼI阻害剤である7-エチル-10-ヒドロキシカンプトセシン(SN-38)に変換されるプロドラッグです。UDPグルクロノシルトランスフェラーゼによりグルクロン酸抱合されることで、その作用は停止します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves