F6008

フィシン イチジク樹木ラテックス由来

lyophilized powder

• 別名: Debricin, Ficain, higueroxyl delabarre
• CAS番号: 9001-33-6
• Enzyme Commission number: 3.4.22.3 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-599-1
• MDL番号: MFCD00081597
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: fig tree (latex)
• 品質水準: 300
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥1.0 units/mg protein
• 分子量: 23.8 kDa
• 組成: Protein, 80-100% biuret
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

消光係数: E^1% = 21.0(280 nm)
pI:9.0

アプリケーション

イチジク樹木ラテックス由来のフィシンは、次の用途で使用されています。

• 腱コラーゲンのタンパク質分解。
• 緑藻植物門のUlva rigidaの消化。
• 皮膚そう痒を誘発するプロテアーゼ活性化受容体2および4の活性化に対するその影響を研究するため。

生物化学的／生理学的作用

フィシンは、ブドウ球菌バイオフィルムを破壊し抗生物質に曝露させるために有効です。

フィシンはチオールプロテアーゼとして分類されています。活性部位に反応性システインを一つ有しています。活性部位のアミノ酸配列はパパインのものと類似しています。フィシンは、Gly、Ser、Thr、Met、Lys、Arg、Tyr、Ala、Asn、Valのカルボキシル末端側でタンパクを切断します。発色基質pGlu-Phe-Leu-p-ニトロアニリドのK_mは0.43 mMと報告されています。フィシンは、ヨードアセトアミド、ヨード酢酸、N-エチルマレイミド、塩化第二水銀、DFP(ジイソプロピルフルオロリン酸)、TLCK(Na-p-トシル-リジン クロロメチルケトン)、TPCK(N-トシル-L-フェニルアラニン クロロメチルケトン)などにより阻害されます。フィシンは、マウスIgG1からF(ab')₂フラグメントを効率的に産生するために使用されます。

単位の定義

1ユニットは、カゼイン由来のTCA可溶物を最終容量10 mL、光路長1 cmで測定した場合に、pH 7.0、37°C、1分間で、ΔA₂₈₀を1.0変化させる酵素量です。

物理的形状

凍結乾燥品(L-システインと微量のEDTAを含有)

調製ノート

この酵素は水に溶けて(10 mg/mL)、透明溶液になります。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H315,H319,H334,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Resp. Sens. 1 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves