C9137

コルジセピン 5′-トリホスファート ナトリウム塩

≥95%

• 別名: 3′-dATP, 3′-デオキシ-ATP, 3′-デオキシアデノシン 5′-三リン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₁₆N₅O₁₂P₃
• CAS番号: 71997-32-5
• 分子量: 491.18
• MDL番号: MFCD00057015
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 24893135
• NACRES: NA.51

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥95%
• フォーム: powder
• 分子量: 491.18 g/mol
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [Na].Nc1ncnc2n(cnc12)C3OC(COP(O)(=O)OP(O)(=O)OP(O)(O)=O)CC3O
• InChI: 1S/C10H16N5O12P3.Na.H/c11-8-7-9(13-3-12-8)15(4-14-7)10-6(16)1-5(25-10)2-24-29(20,21)27-30(22,23)26-28(17,18)19;;/h3-6,10,16H,1-2H2,(H,20,21)(H,22,23)(H2,11,12,13)(H2,17,18,19);;
• InChI Key: FRGBONDYLMUOMH-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

コルジセピン（3′-デオキシアデノシン）は、細胞傷害性アデノシン類似体であり、Cordyceps militaris（サナギタケ）から抽出した生物活性剤です。コルジセピン5′-三リン酸塩は、コルジセピンの有毒性誘導体です。

アプリケーション

コルジセピン5′-三リン酸ナトリウム塩は、以下の用途に使用されています：

• RNA崩壊アッセイにおける転写阻害剤として
• 免疫共沈降（co-Ips）によるin vitro相互作用試験のための回収前にHEK293T細胞のポリアデニル化を阻害するため
• ポリメラーゼ阻害のin vitroアッセイにおける陽性対照として
• コルジセピン一リン酸塩を生成するための前駆体として

生物化学的／生理学的作用

コルジセピンは、ヒトにおいてAMP活性化タンパク質キナーゼ（AMPK）を活性化することによって、さまざまな代謝効果を示します。コルジセピン三リン酸塩は、in vitroでの[3H]GMPの取り込みを阻害することによって、ピコルナウイルスポリメラーゼ特異的RNA合成を阻害します。RNA合成の阻害によって細胞増殖も遅延させます。

コルディセピン5′-三リン酸はポリ(A)ポリメラ-ゼにより核酸に取り込まれます。3′-水酸基側鎖産生を欠いているので、RNAの3′末端標識に用いることができます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302 + H332,H315,H319,H335,H351
• 注意書き: P202 - P301 + P312 - P302 + P352 - P304 + P340 + P312 - P305 + P351 + P338 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Carc. 2 - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges