C2920

カルボニルシアニド 4-(トリフルオロメトキシ)フェニルヒドラゾン

≥98% (TLC), powder, Mitophagy inducer

• 別名: FCCP, メソキサロニトリル 4-トリフルオロメトキシフェニルヒドラゾン
• 化学式: CF₃OC₆H₄NHN=C(CN)₂
• CAS番号: 370-86-5
• 分子量: 254.17
• Beilstein: 664446
• EC Number: 206-730-8
• MDL番号: MFCD00009699
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24892549
• NACRES: NA.77

特性

• product name: カルボニルシアニド 4-(トリフルオロメトキシ)フェニルヒドラゾン, ≥98% (TLC), powder
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• 形状: powder
• 色: yellow
• mp: 174-175 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: 95% ethanol: soluble
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: FC(F)(F)Oc1ccc(N\N=C(/C#N)C#N)cc1
• InChI: 1S/C10H5F3N4O/c11-10(12,13)18-9-3-1-7(2-4-9)16-17-8(5-14)6-15/h1-4,16H
• InChI Key: BMZRVOVNUMQTIN-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

FCCPはプロトノフォア（H+ イオノフォア）であり、ミトコンドリアにおける酸化的リン酸化の脱共役剤です。原形質膜およびミトコンドリア膜を脱分極させることがでます。FCCPは細胞内カルシウムに対していくつかの作用を有することが示されています。また、バックグラウンドK⁺ 電流を阻害して小さな内向き電流を誘導し、pHを0.1単位低下させ、細胞内[Na⁺]の上昇を誘導することが報告されています。FCCPはMg²⁺-ATPase活性を刺激し、βアミロイド産生を阻害し、ミトコンドリアのスーパーオキシド産生に対する選択的グルタミン酸アゴニストであるN-メチル-D-アスパラギン酸（NMDA）の効果を模倣します。

アプリケーション

カルボニルcyanide 4-(trifluoromethoxy)phenylhydrazone（FCCP）は、細胞培養における脱共役剤として以下に用いられています：マウス熱産生型脂肪細胞に対する影響を検討するため、マウスミトコンドリアにおけるβ酸化への影響を検討するため、マウス由来の骨髄由来樹状細胞における代謝への影響を検討するため

安全性情報

• ピクトグラム: GHS05,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H314,H317,H413
• 注意書き: P260 - P273 - P280 - P301 + P312 - P303 + P361 + P353 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 4 - Eye Dam. 1 - Skin Corr. 1B - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P2 (EN 143) respirator cartridges