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詳細
このキットは、目的タンパク質のビオチン化を2種類のスケ-ルで標識できるように用意されています。ビオチン-アビジン系は、高感度かつ特異性が求められる場合に使われる方法として普及しています。ビオチンは抗体、レクチン、酵素や各種タンパク質を標識することができます。キットのプロトコ-ルは抗体標識用に最適化されています。アビジンは高親和性かつ特異的にビオチンと結合します(Ka=1015M)。酵素や蛍光色素で標識されたアビジンは、基質の酵素変換により生じる生成物から可視的にビオチン標識化合物を同定するか、あるいは分光光度計やフロ-サイトメトリ-により蛍光検出する手段となります。
アプリケーション
BiotinTag™ミクロビオチン化キットは、ビオチン化IgG2a抗体抱合体の生成ならびにインターロイキン9受容体α(IL-9Rα)および胸腺間質性リンパ球新生因子α(TSLPRα)のビオチン化に使用されています。
ビオチンはアミノカプリル酸で修飾し、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミド(BAC-Sulfo-NHS)とのエステル結合で活性化されています。アミノカプロン酸の6個の炭素がスペ-サ-となってビオチンの立体障害を緩和しており、アビジンの結合部位との接近性がよくなっています。ヒドロキシスクシンイミドのスルホン化が試薬の極性を高めているので、水溶性のバッファ-に容易に溶解することができます。エステルは、接近可能なリジン残基の側鎖の1級アミンを標的として不安定なエステル結合に隣接したカルボニル炭素を供給し、アミド結合を介してタンパク質とビオチンアミドカプロン酸を連結します。
特徴および利点
- ラベリング法とアッセイのプロトコールを完備しています。
- BAC-Sulfo-NHSは完全に水に溶解します。
- DMFやDMSOは必要ありません。
- ビオチン化は中性付近のpHで生理的なイオン強度で行われ、不安定なタンパク質を損傷するような過酷な条件は回避されています。
- ゲル濾過により反応物から標識体を速やかに分離することができます。
- 標識体のタンパクに対するビオチンモル比は、抗体の場合で2~5です。
製品番号B-TAG:1反応につきタンパク量1 mg
製品番号BK-101:1反応につきタンパク量10 mg
・最低5回の標識に必要な試薬量が含まれます。
アナリシスノート
手順:
標識は4段階の簡単なステップでおこなうことができます。
1. BAC-Sulfo-NHSをリン酸バッファ-(PB)で復元。
2. 目的のタンパク質にBAC-Sulfo-NHSを加えて室温、30分間反応。
3. ゲルろ過で反応物から標識体を分離。
4. アビジン-HABA assayで標識体のビオチン取り込み量を測定(製品番号BK-101のみ)。標識体はそのままお使いいただけます。
標識は4段階の簡単なステップでおこなうことができます。
1. BAC-Sulfo-NHSをリン酸バッファ-(PB)で復元。
2. 目的のタンパク質にBAC-Sulfo-NHSを加えて室温、30分間反応。
3. ゲルろ過で反応物から標識体を分離。
4. アビジン-HABA assayで標識体のビオチン取り込み量を測定(製品番号BK-101のみ)。標識体はそのままお使いいただけます。
法的情報
BiotinTag is a trademark of Sigma-Aldrich Co. LLC
シグナルワード
Warning
危険有害性情報
危険有害性の分類
Skin Sens. 1
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
毒物及び劇物取締法
キットコンポーネントの情報を参照してください
PRTR
キットコンポーネントの情報を参照してください
消防法
キットコンポーネントの情報を参照してください
労働安全衛生法名称等を表示すべき危険物及び有害物
キットコンポーネントの情報を参照してください
労働安全衛生法名称等を通知すべき危険物及び有害物
キットコンポーネントの情報を参照してください
カルタヘナ法
キットコンポーネントの情報を参照してください
Jan Code
キットコンポーネントの情報を参照してください
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