A9919

抗ウサギIgG (全分子)-アルカリフォスファターゼ ヤギ宿主抗体

affinity isolated antibody, buffered aqueous solution

• MDL番号: MFCD00162782
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.46

特性

• 由来生物: goat
• 結合体: alkaline phosphatase conjugate
• 抗体製品の状態: affinity isolated antibody
• 抗体製品タイプ: secondary antibodies
• クローン: polyclonal
• 形状: buffered aqueous solution
• 化学種の反応性: rabbit
• テクニック: direct ELISA: 1:45,000; immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): 1:100; western blot: 1:100,000-1:200,000 using detecting actin in total cell extract of HeLa cells (5-10 μg per well)
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified

詳細

詳細

IgGは、いくつかの免疫応答を調節する糖タンパク質抗体です。標的タンパク質に対するウサギIgGは、さまざまな研究の用途において、一次抗体としてよく使用されます。そのため、検出可能な基質に結合させた二次抗ウサギIgGは、標的タンパク質の解析に有用な手段となります。

すべてのウサギIgに結合します。

免疫グロブリンG（IgG）は免疫グロブリンファミリーに属しています。IgGは広く発現しており、一定（C）領域のガンマ（γ）重鎖で構成されています。IgGは、分子量が約150 kDaのモノマーです。IgGの構造は2本の同一重鎖と2本の同一軽鎖で構成されており、分子量はそれぞれ50 kDaと25 kDaです。また、この抗体の一次構造には2本の重鎖の連結、重鎖と軽鎖の連結に関与し、鎖の内側に存在するジスルフィド結合が含まれます。IgGはさらに、異なる重鎖を有する4つのクラス、すなわち、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4に細分され、それぞれγ1、γ2、γ3、およびγ4と呼ばれています。パパインを使用した制限的消化により、抗体は3つの断片に切断され、そのうち2つは同一であり、抗原結合活性を含みます。3つ目の断片は抗原結合活性を持たず、結晶化可能断片（Fc）として知られています。これは、細胞およびエフェクター分子と相互作用します。Fc断片には、抗体分子のC_H2ドメインとC_H3ドメインが含まれています。

免疫原

精製ウサギIgG

アプリケーション

アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗ウサギIgGを0.05M炭酸／重炭酸バッファー（Ph 9.6）中に1:5000で希釈して二次抗体としたELISAによって、PADI4によるアンチトロンビンのシトルリン化が分析されました。

ヤギ抗ウサギIgG（全分子）-アルカリホスファターゼ抗体は免疫組織化学的検査およびウエスタンブロットの用途に使用されています。 本抗体は、1：45,000で直接ELISAにも使用できます。

二次抗体として1：30000で希釈したアルカリホスファターゼ結合ヤギ抗ウサギIgGを用いたウエスタンブロットにより、ヒト線維芽細胞およびHela細胞のライセートが分析されました。

その他情報

ヒトIgGで吸収済みの抗体です。

物理的形状

0.05 M Tris溶液(pH 8.0, 1% BSA, 1 mM MgCl₂および保存剤として15 mMアジ化ナトリウム含有)

免責事項

弊社のカタログまたは製品に添付された弊社のその他の文書に記載されていない場合、弊社の製品は研究用途向けのみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の販売用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable