A3134

3-アミノプロピオニトリル フマル酸塩

metabolite

• 別名: β-アラニンニトリル
• 化学式: NH₂CH₂CH₂CN · ½ (HO₂CCH=CHCO₂H)
• CAS番号: 2079-89-2
• 分子量: 128.13
• Beilstein: 3573532
• EC Number: 218-208-7
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24278224
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• 形状: powder
• mp: 177 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear, colorless to faintly yellow
• SMILES記法: NCCC#N.NCCC#N.OC(=O)\C=C\C(O)=O
• InChI: 1S/C4H4O4.2C3H6N2/c5-3(6)1-2-4(7)8;2*4-2-1-3-5/h1-2H,(H,5,6)(H,7,8);2*1-2,4H2/b2-1+;;
• InChI Key: NYMXYZMHOZAPHQ-SEPHDYHBSA-N

詳細

アプリケーション

3-アミノプロピオニトリルフマル酸塩は、以下のリシルオキシダーゼ（LOX）阻害剤として使用されています：

• 微細組織の形成および培養の際にコラーゲン架橋結合を阻害するため
• トランスウェル移動・浸潤アッセイにおけるBE2C神経芽腫細胞株のLIM domain only 1（LMO1）-またはベクター-発現のため
• リシルオキシダーゼ（LOX）活性アッセイのため
• マウスオルガノイドにおいて低酸素誘導因子（HIF）2A-依存性剛性を誘発するためのLOX活性の要件を調べるため

生物化学的／生理学的作用

3-アミノプロピオニトリル[ β-アミノプロピオニトリル（BAPN）] は、コラーゲン架橋結合に関与する酵素のリシルオキシダーゼ（LOX）の不可逆阻害剤として作用します。

哺乳類では、3-アミノプロピオニトリルの代謝は、シアン化物イオンの放出を引き起こします。代謝活性は肝臓のミクロソーム分画に局在し、フリーラジカル過程を介して進行すると考えられています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H360FD
• 注意書き: P201 - P202 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type P2 (EN 143) respirator cartridges