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Merck

A0737

Sigma-Aldrich

N-アセチルシステインアミド

≥98% (HPLC), lyophilized powder, antioxidant

別名:

(R)- 2-(アセチルアミノ)-3-メルカプト-プロパンアミド, AD4, N-アセチル-L-システインアミド, NACA, アセチルシステインアミド

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C5H10N2O2S
CAS番号:
分子量:
162.21
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352209
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.25

product name

N-アセチルシステインアミド, ≥98% (HPLC)

品質水準

アッセイ

≥98% (HPLC)

形状

lyophilized powder

保管条件

desiccated

white to off-white

溶解性

H2O: ≥20 mg/mL
DMSO: >40 mg/mL

保管温度

2-8°C

SMILES記法

CC(=O)N[C@@H](CS)C(N)=O

InChI

1S/C5H10N2O2S/c1-3(8)7-4(2-10)5(6)9/h4,10H,2H2,1H3,(H2,6,9)(H,7,8)/t4-/m0/s1

InChI Key

UJCHIZDEQZMODR-BYPYZUCNSA-N

アプリケーション

N-アセチルシステインアミドは、以下の目的に使用されています。
  • 網膜色素上皮(RPE)を酸化的ストレスからの保護するため
  • 希突起膠細胞における細胞接着分子4(CADM4)の発現増加が髄鞘形成を阻害することを示すため
  • シコニンと、エルロチニブ/ゲフィチニブとの併用により誘導されるアポプトーシスから細胞を保護するため
  • 各種の培養液の成分として

ショウジョウバエのスペルミン合成酵素(dSms e/e)ホモ接合変異体の脳およびメラノーマ細胞における酸化ストレスを低減する抗酸化剤として。

生物化学的/生理学的作用

N-アセチルシステインアミドは、NF-κBおよびHIF-1αの活性化の調節とROSの調節を介して抗炎症性作用を示す膜貫通型抗酸化薬です。この化合物はすぐに細胞膜を通過し、細胞内GSHを補充し、細胞を酸化ストレスから防御します。DTTとは対照的に、AD4は、グルタチオンペルオキシダーゼを関与させることなく直接的に、細胞内のGSSGをGSHへと還元することができます。このような直接的なチオール交換には、保護作用がある可能性があります。このように、神経変性、放射線被曝、酸化を介した他の障害の治療を目的とした研究調査において、この化合物には期待が寄せられています。

その他情報

この製品には吸湿性および空気感受性があります。

ピクトグラム

Exclamation mark

シグナルワード

Warning

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 4 Oral

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

A0737-25MG:
A0737-25MG-PW:
A0737-5MG-PW:
A0737-BULK-PW:
A0737-VAR:
A0737-BULK:
A0737-5MG:


試験成績書(COA)

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