A4018

2-ヒドロキシエチルアガロース

• 別名: アガロース, 低ゲル化温度, 2-ヒドロキシエチルアガロース
• CAS番号: 39346-81-1
• MDL番号: MFCD00081294
• UNSPSCコード: 41105317
• NACRES: NA.21

特性

• 由来生物: algae (marine)
• 品質水準: 200
• フォーム: powder
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• EEO: ≤0.10
• 転移温度: congealing temperature 26-30 °C
• ゲル強度: ≥200 g/cm² (1% gel)
• SMILES記法: O1[C@H]([C@@H]([C@H]([C@H]([C@H]1CO)O)O[C@@H]4O[C@@H]5[C@H]([C@@H](OC5)[C@@H]4O)O[C@@H]6O[C@@H]([C@@H]([C@@H]([C@H]6O)O)O)CO)O)O[C@H]2[C@H]3OC[C@@H]2O[C@H]([C@H]3O)O
• InChI: 1S/C24H38O19/c25-1-5-9(27)11(29)12(30)22(38-5)41-17-8-4-36-20(17)15(33)24(40-8)43-18-10(28)6(2-26)39-23(14(18)32)42-16-7-3-35-19(16)13(31)21(34)37-7/h5-34H,1-4H2/t5-,6-,7+,8+,9+,10+,11+,12-,13+,14-,15+,16-,17-,18+,19+,20+,21-,22+,23+,24+/m1/s1
• InChI Key: MJQHZNBUODTQTK-WKGBVCLCSA-N

詳細

詳細

アガロースは、アガーまたはアガーを含む海藻から抽出されたポリマーです。この精製された直鎖状ガラクタン親水コロイドは、α-(1→3) およびβ-(1→4) グリコシド結合によって結合されたD-ガラクトースと3,6-アンヒドロ-L-ガラクトースのユニットの交互共重合体で構成されています。アガロースは生体適合性が高く、さまざまな力学的性質および拡散特性を有しています。アガロースは、ゲル化剤として使用され、電気泳動により核酸を分離することができます。融点またはゲル化温度が低いアガロースは、アガロースのヒドロキシエチル化によって生成されます。通常、切断されたDNAフラグメントの単離に使用されます。同サイズのDNAフラグメントであれば、標準的なアガロースゲルと比較して低融点アガロースゲルではより長い通過時間を要すると考えられます。

アプリケーション

ゲルは優れた透明度を示し、特に熱に不安定な材料を含む培地の調製に有用です。アガロースビーズの調製に推奨されます。
ゲル化温度の低いアガロースは以下の用途で使用されています：

• in vivoイメージング実験におけるゼブラフィッシュ胚の固定
• ウシ髄核（NP）細胞を培養する限定培地の構成要素
• 歯髄再生用足場材料であるヒドロゲル
• アクリルエマルジョンフィルムの表面pHおよび導電率を測定するペレット

品質

特徴的なゲル化特性を有する、ゲル化温度の低いアガロース誘導体です。

アナリシスノート

以下に、当社のアガロースに関係する特性を示します。
硫酸を含みます－硫酸は重要なイオン基であることから、純度の指標として使用します。
ゲル強度－ゲルを砕くために必要とされるゲルに印加する力
ゲル点－水性アガロース溶液が冷却されてゲルを形成するときの温度。 アガロース溶液は、液体からゲルへの移行でヒステリシスを示しますーすなわち、ゲル点は融解温度とは異なります。
電気浸透（EEO）－液体がゲルを通過して移動すること。アガロースゲル中のアニオン基はマトリックスに付着しており移動できませんが、解離可能な対陽イオンはマトリックス中の陰極に移動でき、EEOを引き起こします。 生体ポリマーの電気泳動移動は通常陽極に向かいますが、EEOは内部滞留により分離を妨げることができます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)