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Merck

LIBDH-RO

Roche

Liberase DH Research Grade

lyophilized, optimum pH 7.4, optimum reaction temp. 35-37 °C

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About This Item

UNSPSCコード:
12352204
NACRES:
NA.21

由来生物

enzyme from Bacillus polymyxa (Protease)
enzyme from Clostridium histolyticum (collagenase)

品質水準

詳細

high Dispase concentration

形状

lyophilized

包装

pkg of 10 mg (05401054001 [2 x 5 mg])
pkg of 100 mg (05401089001 [2 x 50 mg])

メーカー/製品名

Roche

パラメーター

35-37 °C optimum reaction temp.

テクニック

activity assay: suitable

white

最適pH

7.4

溶解性

water: soluble

アプリケーション

life science and biopharma

その他の活性

Endotoxin 3 EU/mg

輸送温度

dry ice

保管温度

−20°C

詳細

組織分離と細胞回収のような、脱細胞手順に最も一般的に使用されている方法は、タンパク質分解酵素を使うことを基本としています。プロテアーゼは、組織の細胞外基質を破壊することにより、個々の細胞を遊離させることや、移動のために培養した細胞を回収することができるようにします。細胞単離の最終的な目標は、生存可能な、機能的活性のある、分離細胞の収率を最大にすることです。
Liberase酵素の技術は、クロストリジウムのコラゲナーゼアイソフォームを精製して比活性を高め、それらと比活性の高い中性プロテアーゼとを、1次組織および培養細胞を効果的に分離させる最適な比率で配合する方法から成り立っています。Liberase DH Research Gradeには、高度に精製されたCollagenase IおよびCollagenase IIが含まれています。これら2種類のコラゲナーゼのアイソフォームが正確な比で混合され、さらに非クロストリジウム性の中性プロテアーゼである高濃度のDispase®と配合されています。
Liberase酵素は、組織分離の質と再現性を高め、単離された細胞の生存率と機能性を改善するように設計されています。Liberase Purified Enzyme Blendsは、粗精製でヒストリチカム菌(Clostridium histolyticum)の発酵副産物が変動する従来型コラゲナーゼに取って代わりました。

アプリケーション

Liberase DH (Dispase High) Research Gradeは、高い細胞収率および生存率を達成するために高純度の酵素混合物を必要とする、幅広い種類の組織の分離に使用されます。エンドトキシンなどの細菌性副産物濃度は最大数千分の1まで低減されています。
転移性腫瘍フラグメントの消化にも使用されています。ヒト胚幹細胞コロニーの酵素的分離にも使用されています。

特徴および利点

  • クロストリパインおよびトリプシン活性が低く、さらにエンドトキシン含有量が少ない酵素混合物により、単離細胞の生存率と収率を最大限に高めます。

  • より高純度のコラゲナーゼI + II(HPLC分析による測定)により、酵素混合物のより高い比活性が期待できます。

  • ロット間の一貫性が高いので、実験の再現性が高まります。

調製ノート

安定剤:カルシウム
使用濃度:Liberase Research Grade Enzymeの使用濃度

Liberase酵素は、従来のコラゲナーゼに比べて著しく高い比活性を有しています。このため、Liberase Research Grade Purified Enzymesのmg/ml単位での使用濃度は、従来のコラゲナーゼの使用濃度よりも低くなります。

アプリケーションがwww.collagenase.comに記載されているロシュのアプリケーションリストに含まれる場合は、当該アプリケーションに推奨されるLiberase Research Grade濃度を使用してください。

このリストにアプリケーションが含まれない場合には、0.08~0.28 Wünschユニット/mlの濃度のLiberase TM Research Gradeをまず使用してください。

最終的にLiberase Research Grade Enzyme Blendsの最適な開始濃度を決定することを目標にします。これはあくまで出発点であり、最終濃度は実験方法の違い、および従来のコラゲナーゼのロット間の差により異なる可能性があります。

コラゲナーゼ使用濃度

以前に使用したコラゲナーゼの使用濃度(mg/ml)にその比活性(Wü nschユニット/mg、[上記参照])を乗じてWü nschユニット/mlを算出します。Liberase Research Grade Enzyme Blendの使用量を決定するには、まずコラゲナーゼの使用濃度(Wü nschユニット/ml)に使用酵素溶液の全容量を乗じて、必要な全コラゲナーゼ活性(Wü nschユニット)を算出します。必要な全コラゲナーゼ活性を、Liberase Research Gradeのストック溶液濃度で除します(「再構成と保管」?)。使用酵素溶液に使用すべきLiberase Research Grade Enzyme Blendストック溶液の容量(mL)が得られます。


保管条件(使用溶液):未使用のストック溶液の単回使用アリコートは-15~-25°Cで保存します。製品安定性の詳細は、www.collagenase.comのRoche Liberase Enzymeサイトをご参照ください

注:凍結と融解の繰り返しは避けてください。


再構成

凍結乾燥された酵素は、注射用滅菌水または組織分離用緩衝液で再構成します。血清またはその他の成分(例えば、アルブミン、プロテアーゼ阻害剤)を分離用緩衝液に添加しないでください。高濃度およびより高い温度(4°C)では酵素の安定性が低下します。上記の条件はいずれも回避してください。

バイアルの全内容物を再構成してください。凍結乾燥酵素のアリコートを個別に秤取しないでください。バイアルに水分が導入されると酵素活性が低下します。

バイアルを氷上に置き、その状態で凍結乾燥酵素を再水和させてください。

2~8°Cでバイアルを緩やかに振とうさせ酵素を完全に溶解させてください(最長30分間)。

Liberase Research Grade Purified Enzyme Blendsの溶解に使用する組織分離用緩衝液の種類により、わずかな沈殿物が生じることがありますが、使用溶液で希釈すると容易に溶解し、酵素活性には影響を及ぼしません。

ストック溶液から一定分量を量り取り、使用溶液を調製してください。

再構成容量

2 ml(5 mg~10 mg包装サイズ1バイアル)
10 ml(50 mg~100 mg包装サイズ1バイアル)

コラゲナーゼWünsch(ユニット/ml)

13(5 mg~10 mg包装サイズ1バイアル)
26(50 mg~100 mg包装サイズ1バイアル)

コラゲナーゼ全濃度[mg/ml]

2.5(5 mg~10 mg包装サイズ1バイアル)
5.0(50 mg~100 mg包装サイズ1バイアル)

保管および安定性

乾燥した場所で保管

その他情報

  • 本製品は、ライフサイエンス研究とin vitroでの使用のみを意図しています。これらの製品は、診断や、ヒト膵島移植などの臨床用途に使用すべきものではありません。
  • すべての第1世代Liberase製品およびLiberase Blendzyme製品(Liberase HI、CI、RI、PI、Liberase Blendzyme 1、2、3、4)は、第2世代のLiberase Research GradeおよびLiberase GMPグレード酵素ブレンド製品ラインに置き換えられています。Liberase Enzymes旧製品から新製品への移行に関する使用上の注意

ライフサイエンス研究専用です。診断措置において使用しないでください。

法的情報

Dispase is a registered trademark of Godo Shusei Co., Ltd.
Liberase is a trademark of Roche

ピクトグラム

Health hazard

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Eye Irrit. 2 - Resp. Sens. 1 - Skin Irrit. 2

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

does not flash

引火点(℃)

does not flash


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

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資料

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