コンテンツへスキップ
Merck

MABN1573

Sigma-Aldrich

Anti-Synapsin-2 Antibody, clone 19.4

clone 19.4, from mouse

別名:

Synapsin II, Synapsin-2

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

mouse

品質水準

抗体製品の状態

purified immunoglobulin

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

19.4, monoclonal

化学種の反応性

rat, mouse, human

テクニック

activity assay: suitable
immunohistochemistry: suitable (paraffin)
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable

アイソタイプ

IgG2aκ

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

dry ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

human ... SYN2(6854)

詳細

シナプシン2(UniProt:Q63537、別名:シナプシンII)は、ラットSyn2遺伝子(Gene ID:29179)によってコードされています。シナピンは、シナプス前末端におけるSVの輸送と神経伝達物質の放出を調節する、神経細胞に豊富に存在するリン酸化タンパク質ファミリーです。哺乳類には3つの遺伝子が存在し、選択的スプライシングによって計11種類のシナプシンメンバーをコードしています(SYN1によるシナプシン1a/1b、SYN2によるシナプシン2a/2b、SYN3によるシナプシン3a~3f)。Syn3は、神経発生の初期段階で機能し、成熟したニューロンでは下方制御されていますが、最も早期に発現するアイソフォームです。一方、Syn1とSyn2は出生時には低レベルで発現し、シナプス形成の過程で徐々に発現が増加し、生後1、2か月で安定したプラトーに達します。NH2末端領域はA、B、Cドメインに分けられ、シナプシンのアイソフォーム間で高度に保存されています。シナプシンはリン酸化によって調節されています。ドメインAにはPKAおよびCaMKI/IVリン酸化部位が含まれ、ドメインBにはMAPK/Erkリン酸化部位が含まれ、さらにドメインCはSrcによってリン酸化されます。C末端領域にはスプライシングドメインが含まれており、シナプシンアイソフォーム間で分岐(Syn1aと1bのドメインD、Syn2aと2bのドメインG、Syn2aのドメインH、Syn3aのドメインJ)していますが、それらにはすべて、いくつかのSH3含有タンパク質と結合するプロリンに富んだ領域と、CaMKII、MAPK/Erk、cdk1/5に対する付加的なリン酸化部位があります。

特異性

クローン19.4はシナプシン2の両アイソフォーム(2aと2b)と反応します。クローン19.4はシナプシン1の2つのスプライシングアイソフォームとは反応しません(Vaccaro, P., et al. (1997).Brain Res. Mol. Brain Res. 52(1):1-16)。

免疫原

エピトープ:ドメインAおよびB
精製リコンビナントラットシナプシン2

アプリケーション

免疫組織染色:希釈倍率1:1,000で使用、ヒト大脳皮質、マウス小脳およびラット大脳皮質組織でシナプシン2を検出できます。
ウェスタンブロッティング:標的の検出は、共通配列SYIxNを含むペプチドを提示するファージ粒子との事前インキュベートによって阻害されました(Vaccaro, P., et al. (1997).Brain Res. Mol. Brain Res. 52(1):1-16)。
ウェスタンブロッティング:ラット脳細胞質抽出物でシナプシン2a/2bは検出しましたが、1a/1bは検出されませんでした(Vaccaro, P., et al. (1997).Brain Res. Mol. Brain Res. 52(1):1-16)。
免疫沈降:ラット脳シナプトソーム抽出物から、シナプシン2a/2bを免疫沈降させましたが、1a/1bは沈降させませんでした(Vaccaro, P., et al. (1997).Brain Res. Mol. Brain Res. 52(1):1-16)。
酵素アッセイ:cAMPの2時間前に添加しておくと、ラット脳シナプトソーム調製物を用いたin vitroキナーゼアッセイにおいて、PKA触媒によるシナプシン2a/2bのリン酸化が阻害されました(Vaccaro, P., et al. (1997).Brain Res. Mol. Brain Res. 52(1):1-16)。
抗シナプシン2抗体クローン19.4は、シナプシン2に対する抗体であり、ウェスタンブロッティング、免疫組織染色(パラフィン)、免疫沈降および酵素アッセイに使用できます。
研究カテゴリー
神経科学
研究サブカテゴリー
発生神経科学

品質

ラット脳組織ライセートでウェスタンブロッティングにより評価されています。

ウェスタンブロッティング:0.5 µg/mLで使用、10 µgのラット脳組織ライセート中のシナプシン2を検出できます。

ターゲットの説明

実測値:約63および52 kDa

物理的形状

フォーマット:精製
精製プロテインG
精製マウスモノクローナルIgG2aκ抗体、PBS溶液、保存剤不含

保管および安定性

-20°Cで受領日から1年間安定です。
取扱い推奨事項:25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。微小遠心管に分注してから、-20°Cで保存してください。凍結融解を繰り返さないでください。IgGに損傷を与える、または製品性能に影響を及ぼすおそれがあります。

その他情報

濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

適切な製品が見つかりませんか。  

製品選択ツール.をお試しください

保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 2

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

MABN1573:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

P Vaccaro et al.
Brain research. Molecular brain research, 52(1), 1-16 (1998-02-05)
The synapsins are a family of major neuron-specific synaptic vesicle-associated phosphoproteins which play important roles in synaptic function. In an effort to identify molecular tools which can be used to perturb the activity of the synapsins in in vitro as
Kalpana D Acharya et al.
eNeuro, 4(5) (2017-09-29)
Progestins bind to the progestin receptor (PR) isoforms, PR-A and PR-B, in brain to influence development, female reproduction, anxiety, and stress. Hormone-activated PRs associate with multiple proteins to form functional complexes. In the present study, proteins from female mouse hypothalamus

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)