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Magna MeRIP m6Aキット－N6-メチルアデノシンのトランスクリプトームワイドプロファイリング

• 別名: Magna MeRIP m6A Kit, m6A Profiling Kit
• UNSPSCコード: 41105331
• NACRES: NA.84

特性

• 品質水準: 300

詳細

詳細

N6-メチルアデノシン（m6A）は豊富に存在する修飾塩基であり、植物から酵母、哺乳類まで、多種多様な種で保存されています。DNAの5-メチルシトシン（5-mc）修飾と同様に、m6AはRNAの可逆的な化学修飾です。m6A RNA修飾は、哺乳類の胚性幹細胞における細胞運命の移行を制御する上で新たなテーマとなっています。m6Aは、真核生物においてmRNAとノンコーディングRNAの両方に対する最も一般的な修飾の1つであり、7,000以上の遺伝子に12,000のm6A部位があることが推定されています。目印はメチルトランスフェラーゼ様3および14（Mettl3およびMettl14）のヘテロ二量体によって沈着し、RNA脱メチル化酵素であるFTOおよびALKBH5によって除去されると考えられます。肥満リスク遺伝子FTOは、最初に同定されたm6A脱メチル化酵素をコードしています。FTOの変異は、肥満およびII型糖尿病のリスク増加と関連していることが示されています。最近では、m6Aの調節状態が損なわれると、ES細胞におけるNanogの発現が延長し、分化に向けた自己複製段階を終えることができなくなることが明らかになりました。

メチル化（m6A）RNA免疫沈降（MeRIP）は、m6Aの状態をモニタリングし、トランスクリプトーム全体でm6AのRNA修飾の位置をマッピングする手法です。Magna MeRIP m6Aキットは、MeRIP法を用いてm6A RNA修飾の特定とトランスクリプトーム全体のプロファイリングを可能にします。MeRIPアッセイでは、RNAを100ヌクレオチド以下に化学的に断片化した後、m6Aに対するモノクローナル抗体を用いた磁気免疫沈降を行います。免疫沈降後、単離されたRNA断片をqRT-PCRまたはRNAシーケンシング（MeRIP-seq）に供することができます。合理化されたプロトコルであるため処理が簡単で、高SN比の結果を得ることができます。

アプリケーション

Magna MeRIP m6Aキットは、MeRIP（メチル化RNA免疫沈降）法を合理化し、m6A（N6-メチルアデノシン）RNAメチル化部位の特定とトランスクリプトーム全体のプロファイリングを可能にします。メチル化RNA転写産物のMeRIP-SeqおよびqRT-PCRに適しています。

構成

RNA断片化バッファー10X（0.5 mL）、0.5 M EDTA（0.5 mL）、IPバッファー5X（15 mL）、磁性ビーズA/Gブレンド（315 μL）、抗N6-メチルアデノシン（m6A）、クローン17-3-4-1（100 μg）、RNアーゼ阻害薬（90 μL）、N6-メチルアデノシン、5′-リン酸ナトリウム塩（m6A）（10 mg）、正常マウスIgG（125 μg）、MeRIPプライマーヒトEEF1A1陽性（75 μL）、MeRIPプライマーヒトEEF1A1陰性（75 μL）

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H412
• 注意書き: P264 - P273 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338 - P332 + P313
• 危険有害性の分類: Aquatic Chronic 3 - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids