850102P

16:0リゾPI

1-palmitoyl-2-hydroxy-sn-glycero-3-phosphoinositol (ammonium salt), powder

• 別名: 1-ヘキサデカノイル-2-ヒドロキシ-sn-グリセロ-3-ホスホ-(1′-ミオイノシトール) (アンモニウム塩); PI(16:0/0:0); 110717
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₅H₅₂NO₁₂P
• CAS番号: 141553-69-7
• 分子量: 589.65
• UNSPSCコード: 51191904
• NACRES: NA.25

特性

• アッセイ: >99% (LPI; may contain up to 10% of the 2-LPI isomer, TLC)
• 形状: powder
• 包装: pkg of 1 × 100 μg (with stopper and crimp cap (850102P-100ug)); pkg of 1 × 500 μg (with stopper and crimp cap (850102P-500ug))
• メーカー／製品名: Avanti Research^™ - A Croda Brand 850102P
• 脂質タイプ: phosphoglycerides
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [H][C@@](COP([O-])(O[C@H]1[C@H](O)[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@H]1O)=O)(O)COC(CCCCCCCCCCCCCCC)=O.[NH4+]

詳細

詳細

リソホスファチジルイノシトール（LPI）は生物活性脂質です。

アプリケーション

16:0リゾPI（1-パルミトイル-2-ヒドロキシ-sn-グリセロ-3-ホスホイノシトール）は、液体クロマトグラフィー質量分析（LC-MS）法の条件最適化の脂質標準物質として使用され、肝ミクロソームのリゾ-ホスファチジルイノシトールアシルトランスフェラーゼ（LPIAT）活性の測定に際し、リゾ-ホスファチジルイノシトール（LPI）の基質としても使われています。また合成LPIとして用い、トランスフェリン（Tf）介在性エンドサイトーシスにおける肝臓由来LPIと効果を比較することもできます。

生物化学的／生理学的作用

リソホスファチジルイノシトール（LPI）は、癌細胞の移動を調節する能力があります。LPIは内皮機能を制御できます。LPIは細胞増殖のオートクライン制御因子として作用するため、癌の進行に関与することがわかっています。また、細胞の生存、遊走、増殖に不可欠なシグナル伝達カスケードを刺激できます。

循環血中L-アルファ-リゾホスファチジルイノシトール（LPI）濃度の上昇はがんと関連しており、LPIはGタンパク質共役受容体でああるGPR55の強力なリガンドです。

包装

2 mL琥珀色血清バイアル、ストッパーおよび波形キャップ付き（850102P-100ug）

2 mL琥珀色血清バイアル、ストッパーおよび波形キャップ付き（850102P-500ug）

法的情報

Avanti Research is a trademark of Avanti Polar Lipids, LLC

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): No data available
• 引火点(℃): No data available